こんにちは、桃花です。
暑いですね、秋が待ち遠しいです。
ところで、毎年8月7日頃になると、ニュースで「今日は立秋です、暦の上では秋ですが猛暑が続いています」なんて言われます。
暦の上では秋と言われても、真夏やん!
と、突っ込みたくなるのは私だけではないはず。
そこで、今日は、立秋について調べてみました。
2019年の立秋はいつ?
2019年の立秋は、8月8日(木)です。
立秋は、立秋の日から次の二十四節季の処暑までの期間を指すこともあるので、
期間は、8月8日(木)から8月23日(金)までになります。
二十四節季と七十二候のところでお話したように、一つの節季は3つの候に分かれています。
立秋の場合の七十二候は、次のようになります。
・初候
涼風至(すずかぜいたる) 8月8日から
涼しい風が吹き始める頃。
秋の風(涼風)を感じることができるようになる頃。
・次候
寒蝉鳴(ひぐらしなく) 8月13日
ヒグラシが鳴き始める頃。
ヒグラシが鳴き始め、秋の気配が深まる頃。
・末候
蒙霧升降(ふかききりまとう) 8月18日から
深い霧が、まとわりつくように立つ頃。
朝夕に霧が立ち込め、ひんやりとしてくる頃。
来年以降の立秋は、
2020年 8月7日
2021年 8月7日
2022年 8月7日
2023年 8月8日
2024年 8月7日
2025年 8月7日
2040年までは、4年に1回8月8日で、あとは8月7日です。
8月初めって、一番暑い盛りですよね。
立秋の意味と由来は?
先ほど、七十二候の意味を説明しましたので、立秋の意味を説明します。
立秋の意味は、「秋のはじまり、秋の気配を感じ始める頃」です。
この日を境に秋になるというわけではなくて、あくまでの気配を感じるようになるという意味です。
気配?いやいや、どこが?
と思われるでしょうか。
私も、立秋の時期って一番暑いやんって思います。
日中も暑いですし、熱帯夜も続きます。
二十四節季と七十二候の説明でもさせていただいたように、二十四節季は中国の黄河中下流域の気候を元に考えられて作られたものです。
日本の気候にぴったりと合っていないのは、仕方ないんですね。
でも、立秋の頃になると、空が少し秋の様子に変わってきます。
立秋は、天文学的にはどんな日なんでしょうか。
今の二十四節季は、太陽が空のどこにあるかで計算されています。
春分点(黄度0度)に太陽が重なると春分、
黄度90度太陽が重なると夏至、
黄度135度に太陽が重なると立秋、
黄度180度に太陽が重なると秋分、
黄度270度の太陽が重なると冬至です。
地球の軌道は楕円軌道なので、太陽に近い所と遠い所を15度公転するのにかかる時間が違います。
このため、現在の二十四節季は時間的には等分ではありません。
単純に1年を24等分しているわけではないのです。
立秋の日は、この黄度135度と重なる時間を含む日のことです。
由来は、古代中国にまださかのぼります。
二十四節季と七十二候の時に書いたように、太陰暦だと、実際の季節と暦にずれが生じます。
これだと、農業に支障がでるので、そのずれを何とかせねばということで二十四節季が作られました。
立秋も、そのひとつです。
中国の黄河中下流域では、8月の始めにはもう秋の気配が感じられたんでしょうね。
立秋には何をして過ごし何を食べる?
立秋に、特にこの日だからすることや食べるというものはありません。
ただ、立秋の時期、8月中は、厳しい暑さが続き、睡眠不足にもなりがちです。
夏風邪は、治りにくいとも言われます。
体調管理が難しい季節なので、注意が必要です。
昔ですと、疫病が流行る時期でした。
京都の祇園祭も、今は新暦の7月に行われますが、昔は旧暦だったので今の8月に行われていました。
目的は、疫病を防ぐ、疫病から身を守ることを祈願するものです。
食中毒にも、注意が必要ですね。
この時期に食べるとよいものは、やはり夏野菜です。
旬のもの、特に体を冷やす作用があり水分の多い、ナス、キュウリ、トマト、冬瓜など。
また、苦みが食欲をそそるゴーヤや、ネバネバ野菜の代表格のオクラ。
ビタミン不足を補ってくれるカボチャなどです。
私の子どもの頃にはなかったモロヘイヤも、夏野菜としてスープやお味噌汁に入れたり、おひたしにしたりすると、美味しいし栄養もバッチリです。
コツは、葉っぱだけを使うことですよ。
茎は、固くて美味しくないです。
私は、細かく刻んでネバネバにしてから使うのが好きです。
また、スイカや、8月になると出回る梨も、水分が多くて身体を冷やしてくれる作用があります。
水だけで水分を摂ろうとすると、どうしても一気に飲んでしまいます。
そうすると、すぐに尿になってしまいます。
野菜や果物で水分を摂ると、効率よく水分を摂ることができますよ。
子どもの頃、スイカは井戸水か川で冷やしておくものでした。
うちの実家のお墓は山の中にあって、曾祖母は夏場だけその村で暮らしていました。
冬場は、雪で覆われるので、祖父の家で暮らすという二重生活をしていました。
その曾祖母が暮らしていた山村で、お墓参りの後にバーベキューをするのが習慣でした。
山の水は冷たくて、川なんて入って20分もすると、みんな唇が真っ青になったものです。
おかげで、スイカやジュースの冷えることったらこの上なかったです。
冷えすぎない、丁度いい温度になったので、美味しかったですね。
スイカは、井戸水か山の川の水で冷やすのが一番おいしいと思います。
冷蔵庫だと、冷えすぎるのかな?と感じます。
子どもの頃、スイカは洗濯機で冷やしていました。
うちは井戸水だったので、水を出しっぱなしにして冷やしていたのです。
ある日、スイカを冷やすように言われた私は、洗濯機に水を入れてスイカも入れました。
でも、水を出しぱなっしにすることを知らなくて、水を止めてしまったんです。
当然、スイカは全く冷えてなくて、大笑いされました。
あとは、夏場に帰宅すると、キュウリを1本丸かじりするのも習慣でした。
キュウリが好きだったこともありますし、親が、夏はキュウリだと渡してきてました。
確かに、冷えたキュウリを食べると、一気に涼しくなったのを覚えています。
冷えた麦茶よりも、キュウリの方が涼しくなった気がします。
ナスも、塩もみにしてよく食べていました。
もし水ナスが手に入ったら、ぜひ、そのまま塩かしょう油をかけて食べてみてください。
身体に水分が染みわたる感じがしますよ。
2019年立秋はいつで意味と由来は?何をして過ごし何を食べる?のまとめ
2019年の立秋の日は、8月8日(木)です。
立秋の期間は、8月8日(木)から23日(金)までです。
暑い盛りですが、立秋という季語は、中国の黄河中下流域の気候を元にしたものなので、日本の気候とはずれがあります。
立秋だからという特別な行事や食べ物はありませんが、夏の養生として体調管理に気をつけ、水分の多い身体を冷やしてくれる夏野菜を食べて、暑さを乗り切りましょう!
おしまい
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