シェルターにいた間の悩みと出た理由と家を出て正解だったと思う理由

離婚・DV
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家を出てから、もうすぐ1年になります。

最初は公的シェルターに2週間、次に民間のシェルターに2週間いました。

最初の公的シェルターでの悩みと出た理由。

この約1年の葛藤と、家を出て正解だったと思い始めた理由についてまとめてみました。

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公的シェルターにいた間の悩みと出た理由

前にも書きましたが、公的シェルターはとても恵まれた環境でした。

必要なものはそろっているし、なければ買ってもうらうことができました。

食事もきちんとした美味しいものだったし、お風呂も広々としていて清潔でした。

あんな広いお風呂の家に、住んだことがありません。

子どもさんを連れての避難の方も多いので、子どもと一緒にゆっくり入れる広さが確保されていました。

部屋も、きれいでした。

でも、携帯を預けないといけなくて、公衆電話もかけれないのが辛かった気がします。

GPS機能が付いていたりすると、居場所を知られてしまいます。

それは、個人の問題だけではすまなくなります。

だから、シェルターにいる間は携帯を預けるのは仕方ないことです。

でも、私の場合は、外部とのつながりが断たれていた間は、事が何も進みませんでした。

他の方は、シェルターにいる間に、家を探したり、生活保護の申請をしたり。

など、されていたのかもしれません。

が、私の場合は、何もできませんでした。

「解決に向けて、何も進んでない」という焦りでいっぱいでした。

もう一つは、元夫のことが心配でした。

すぐにお金を使ってしまうようになっていたので、お金が底をついているのではないか。

ちゃんと食べているのか。

病気などは、悪化していないか。

まさか自殺したりしてないよね。

とか、もう心配で心配で仕方ありませんでした。

なんで、自分にDVした相手のことを、そんなに心配するの?

ですよね。

でも、私の場合は、命が危なかったわけでもなく、長いこと耐えてでもなく、計画的にシェルターに入ったわけでもなく。

公的シェルターにいた時には、「自分はここに来たのは間違いだった」と思ってました。

ずっと、家に帰ることばかり考えていました。

それで、弁護士さんを探すところまでやって、シェルターを出ることにしました。

シェルターを出た時には、家へ帰るつもりでした。

でも、警察の方が、それを止めて下さったのです。

その時には、「なんで家に帰ってはいけないんだろう」といぶかしく思ってました。

あの時の私は、元夫のことが心配で、家に帰りたくて仕方かったんです。

シェルターを出たのは、家へ帰るためでした。

ただ、結局は、家を出てから二度とは帰っていません。

家を出て正解だったのか悩んだ

公的シェルターから出て、ホテルを転々としたり、弟の家に世話になったり、民間のシュルターに入ったり。

その間も、ずっと、家に帰った方がいいのではないか?

という思いはありました。

でも、それよりも、家には帰らない方がいいんだ。

という気持ちの方が勝っていて、なんとか部屋探しをしたのです。

アパートを借りて、一人暮らしを始めて、最初は戸惑うことばかりで。

何とか慣れてきたなという頃に、「なんで、家を出たんだろう。家に帰りたい」という思いがわいてくるようになりました。

担当の弁護士さんにも、何度も、

家を出たのは、間違いだったのではないだろうか?

と、問いかけています。

その悩みの間も、元夫からの金銭的な欲求や、使い込みがありました。

なんで、そんなにお金を使うんだよ!

ムカつく。

と、思うのと同時に、でも帰りたいとも思ったのです。

思考が滅茶苦茶でした。

私がDVを受けた期間は、3ケ月ほどしかありません。

それまでは、誰もが認める仲良し夫婦でした。

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だから、元に戻りたい気持ちがとても強かったのです。

ずっと、ずっと、家を出たことが正しかったのか。

悩みまくってました。

弁護士さんには、「家にいたら、もっと経済的に追い詰められてましたよ」と何度も言われました。

わかっているよ、わかっているけれど、一人ぼっちは嫌だよ。

元に戻りたいよ。

そんなことを、ずーっと思い続けてました。

家を出て離婚して正解だったと思う理由

滅茶苦茶悩みましたが、今は、家を出て、離婚して正解だったと思っています。

現状は、私が共有財産を持っているので、足りない生活費をそこから出すことができています。

本来であれば、結婚していた時の生活費は、元夫からもらえたはずです。

でも、彼の収入が少なかったので、もらえませんでした。

不足していた服が買えた。

家電や布団を、好きなものが買えた。

自分にとって必要だと思うことに、お金を使うことができている。

もし、家にとどまっていたら、財産はとっくの昔になくなってました。

その状況になってから家を出たら、即、生活保護です。

そうしたら、今のような贅沢なことは言えなかったと思うのです。

今、贅沢しているとかじゃないですよ。

ただ、家電や布団や服(ユ●●ロだけど)を、自分で考えて、自分で予算を組んで買える。

というのは、ありがたいことです。

あとは、元夫が、いろいろな連絡先を私にしてたので、督促とかが私に連絡されます。

でも、「離婚したんで」と言えば、「すみません、もう連絡はしませんので」と引き下がってもらえます。

督促が来るのも、それそれで苦しくて、しんどいです。

彼は、大丈夫なんだろうか?

と、今でも心配にはなります。

でも、引き下がってもらえるのは、とても助かります。

同居してたら、ずっと、私に連絡され続けたかもしれないです。

そんなの、心が折れます。

家を出て、離婚して、よかったなと思うのは、

●お金の心配が少なくてすむ

●元夫の借金の心配をしなくてすむ

という二点です。

お金は、今は、私は障害者年金をもらっています。

それだけは足りないので、不足分を共有財産から出している状態です。

このままだと、いつかは生活保護になります。

ただ、まだ猶予があるのは、ありがたいです。

その猶予の間に、できることがあるかもしれないですしね。

あとは、やっぱり、元夫の借金とは無縁になれたのが大きいです。

最近、財産分与の調停の準備で、別居してからの通帳をじっくりと見ました。

別居してからも、元夫に送金したり(彼は仕事をしていたので生活費はあったはずなのに)、彼が使った金額に茫然としました。

で、送金して欲しいという電話のセリフを思い出し、「ああ、あの時に家を出たのは正解だった」と思ったのです。

彼がどこで、どうおかしくなったのか、私にはわかりません。

本人も、わからないかもしれません。

言えるのは、やっぱり、家を出たことも、離婚したことも、悩みに悩み、後悔もしたけれど、正解だったということです。

シェルターにいた間の悩みと出た理由と家を出て正解だったと思う理由のまとめ

公的シェルターにいた間は、外との連絡が取れないのが悩みでした。

当時は、元夫のことが心配で仕方なったです。

その心配が高じて、公的シェルターを出ました。

でも、今思えば、もっと、シェルターにいればよかったです。

金銭的にも、精神的にもです。

家を出て正解だったなと思うのは、主にお金面でです。

家にいたら、きっと、財産全部が無くなってました。

被害は大きいですが、それでも、全部なくなるよりはマシです。

家を出てからずっと、後悔してました。

が、家を出てからを振り返ってみて、私は、家を出て正解だったと思うようになりました。

おしまい

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