先日、DV離婚の財産分与の調停の一回目が終わりました。
私は、行くのが辛い、万一にも会うのが怖い(後を付けられるのが怖い)ので、電話会議システムを使って出席しました。
実際に、調停で電話会議システムを使ってみての感想をまとめてみました。
DV離婚の財産分与の調停での電話会議システムとは
調停には、家庭裁判所へ実際に行って出席する方法と、電話で出席する方法があります。
家庭裁判所には、電話会議システムという、家庭裁判所同士をつないで調停ができるようにする機械があるそうです。
これを使って、遠方であったり、DVで相手に会ってしまうことや、後を付けられたりするのが怖いという場合でも、調停に出席することができます。
実際に家庭裁判所へ行く場合は、相手との退出時刻をずらしてもらうとかの配慮をしてもらえるそうです。
そうやって、相手が後をつけられないようにするそうなんです。
でも、私は、それでも、後をつけられるのが心配でした。
それに、同じ建物内に元夫がいると考えただけでも恐怖です。
あとの問題は、今ストレスで電車に長時間(30分以上)乗れないことですね。
DV離婚の財産分与の調停に実際に行くまでは、電車に乗れないから行けないというのが、一番の問題だと思ってました。
でも、実際には、同じ建物内に元夫がいるという恐怖の方が大きいんだと感じました。
DV離婚の財産分与の調停での電話会議システムのよかったこと
私の場合は、最寄りの家庭裁判所へ行くことすら困難でした。
さっきも書いたように、ストレスによる聴覚過敏がひどくて、電車に30分以上乗れないんですね。
そこで、特別に、家庭裁判所より近い簡易裁判所で、電話会議出席ができるようにしてもらいました。
簡易裁判所には電話会議システムの機械がないので、私の携帯を使いました。
元夫の住所地の家庭裁判所から、私の携帯に電話をしてもらっての出席です。
よかったことは、相手と接触する可能性がないことです。
実は、調停の前までは、元夫と同じ建物内にいることや、接触の可能性があることに対しての恐怖はあまり感じていませんでした。
でも、実際にDV離婚の財産分与の調停の日になって、調停してみて、会う可能性がないことはとても楽でした。
こんなに元夫に対して恐怖を抱いていたのか、と、我ながら驚きました。
調停委員さんも、万一にも元夫に聞かれないように、私がどこの裁判所にいるのか、私と話している時ですら口にしませんでした。
「ああ、私、守られているんだ。居場所が知られないように、配慮してもらってるんだ」と、強く感じました。
とにかく、私が住んでいる場所が知られない。
元夫に会う可能性がない。
この点が、ものすごくありがたかったです。
DV離婚の財産分与の調停での電話会議システムで不利だと感じたこと
でも、電話会議システムで不利だと感じたこともありました。
まず、調停委員さんの顔が見えないので、表情を読み取ることができませんでした。
これが、私にはひどく不安でした。
調停委員さんが、何を思っているのかがよくわかりませんでした。
弁護士さんは、実際に行って調停に出席してくれてはいたのですが、自分の言葉で説明する難しさを感じました。
それから、弁護士さんと同席していないので、調停委員さんの質問に対して、弁護士さんと相談しながら返事をすることができませんでした。
とにかく、今、何が問題になっていて、何を話すのかがよくわからなかったんです。
私の友人で、スカイプや電話を使ってコーチング(カウンセリングに似てるけど、もっと前向きなことを話す)というのをしている子がいます。
彼女は、声だけで相手の表情まで読み取れるらしいです。
でも、私には無理。
だって、普段から表情メインで相手の気持ちを読み取ってきたから。
だから、声しか調停委員さんの気持ちを知る方法がないのは、私には厳しかったです。
もし、顔も見える状態だったら、また別だったかもしれません。
顔、つまり調停委員さんの表情が見えないのが、不利に感じました。
弁護士さんが行ってくれていたので、その分は補えたのかもしれないです。
それでも、進行状況がよくわからなくて、もっと主張したいことがあったのに、話せなかった感じがしたのは事実です。
1回目だから、仕方ないのかな?
とも思います。
2回目は、もっと自分の話がちゃんとできるといいなと思います。
そのためには、DV離婚の財産分与の調停の前に、弁護士さんとよく話し合っておく必要があると思いました。
実際には、私の話よりも、弁護士さんの話の方が重要視されてしまった気がします。
これは、私が電話での出席だったせいもあるのではないかと感じました。
やっぱり、人間って、会って話す方がいいんだなと思いました。
行けないから、電話という方法でしか出席できないんだけど、なんと言うか、きちんと話せなかった感じがしたのです。
不利になるのかどうか、今の時点では、何とも言えません。
でも、私の中で、表情が見えない、感情が読めないもどかしさが大きく感じます。
DV離婚の財産分与の調停で電話会議システムを使った体験談:不利になるのか?まとめ
1回目の調停が終わってみて、まだ、電話会議システムで不利になるのかどうかは判断できないです。
でも、調停委員さんの顔が見えないので、こわごわ話をしている感じで、もどかしく思います。
会話のキャッチボールが、上手くできない感じです。
今後、不利にならないように、事前に弁護士さんとよく打ち合わせをしておこうと思います。
2回目以降も、引き続き、電話会議システムのことを書いていきたいと思います。
おしまい
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