こんにちは、桃花です。
私は、DV被害でシェルターで、合計1か月くらいお世話になっていました。
DV被害にあわれている方で、シェルターがどんなところかわからないという不安のある方もいるのではないかと思います。
私がお世話になった二つのシェルターについてまとめてみました。
DV被害で入るシェルターとはどんな所か(公的)
最初に警察の方に連れて行ってもらったのは、公的シェルターでした。
一切合切、無料でした。
そこでは、名前は下の名前で呼ばれていました。
GPS機能がついているもの、例えば、携帯やパソコン、タブレット端末、カメラなどは預けないとダメでした。
警察の方のお話では、公衆電話は使えるということだったのですが、実際には使わせてもらえませんでした。
私の場合は、身近な親族は弟と義父(他界した母の再婚相手)になります。
この二人とは連絡が取れると思っていたので、一切外部と連絡が取れないというのはこたえました。
部屋は、基本的に一人部屋でした。
親子で入れる少し広めの部屋もありました。
他には、キッズスペースもありました。
ご飯もお風呂も用意してもらえて、傷ついた心には染みました。
職員の方は、みーんな優しかったし。
私は、急きょシェルターに入ることになったので、小さなキャリーケース一つ分の荷物しかありませんでした。
着替えとかもあまりなくて。
でも、お洋服は借りられたし、もし必要だったらそのまま着て行ってもいい感じでした。
消耗品(生理用品とか)も、用意されていました。
私は、お恥ずかしながら、尿漏れパッドを別途用意してもらいました(汗)
お風呂には、何種類もの石けんやボディソープ、シャンプー、リンスが用意されていました。
本当に、何も持たずに行っても過ごせるようになっていました。
外出は、私の場合は許可が下りませんでした。
人によっては、近所を散歩したりしているみたいでした。
私は、中庭の散歩まではOKでした。
でも、そんなところで目立ちたくないし、人目も気になるしで、結局は部屋からは出ませんでした。
他の人と話をすることは禁止されていました。
シェルターを出た後に、どこのシェルターに居たという話をするのも禁止です。
私の場合は、地理に疎かったおかげで、シェルターの場所がよくわかっていません。
外出も禁止だったし、場所を知らないというのはかえってよかったなと思います。
シュルターでは、管轄の役所と住んでいる自治体の方、二人が担当になって下さりました。
自治体の担当の方には、シェルターを出た後も、ずっとお世話になりました。
すぐに担当の方がとても優しい方だとわかるのですが、何しろ、いきなりシェルターに行って、いきなり役所の何人もの人に会わされて、処遇を決められるわけです。
外出禁止とか、その他もろもろ。
はっきり言って、最初はびびってました。
家を出られて安心したのと同時に、新たな不安にも襲われました。
でも、そのシェルターに入ってよかったです。
連れて行ってくれた警察の方には、感謝しています。
あのまま家にいたら大変なことになっていた。
あのまま家にいたらと思うと、ぞっとします。
自治体の担当の方は、弁護士事務所にも同行して下さったし、シェルターを出た後も弁護士事務所へは同行してくれました。
一人だったら、まず弁護士事務所を探せなかったし、行くのも不安だったと思います。
公営というか、公のシェルターが最初でよかったです。
ただ、シェルターに行く前に、心の準備が必要でした。
あとは、どんな所か、前もってもう少し知っていたらよかったです。
電話が一切できないのは、本当にこたえたので。
期間の目安は2週間ということでしたが、次の行き先が決まるまではいられる感じだと思います。
DV被害で入るシェルターとはどんな所か(民間)
民間のシェルターも沢山あるらしいです。
私は、たまたま友人が読んだDV関係の本の著者の方が運営するシェルターに行きました。
そこは、1日2,000円かかりました。
シェルターと言っても普通の民家で、部屋もひとつしかなくて、私しかいませんでした。
ここは、ご飯は用意してもらえたけれど、お洋服や身の回りのものは自分で用意しないとダメでした。
公営のシェルターを出た後に、身の回りの物を少し買うことができたので、民間のシェルターでもやっていけました。
そのシェルターは、携帯を自由に使ってよかったんです!
外出も、もちろん自由です。
私は、アパートで生活するのに必要な家電や布団、生活雑貨は、このシェルターにいる間に手配しました。
民間のシェルターは、運営する人や団体によって全然違うみたいです。
私が行ったところは、本当にいいところでした。
DV被害でシェルターに入るためには?
私の場合は、緊急での受け入れだったと思います。
警察の方に相談して、すぐに入れてもらえました。
他の方法は、前もって、各都道府県の配偶者暴力相談支援センター、女性センター、福祉事務所、婦人相談所、最寄りの警察署のどこかにまず相談します。
そして、暴力の防止や被害者保護のために必要だと判断されれば、シェルターを紹介してもらうことができます。
まずは、どこかへ相談に行き、シェルターにいる間にすべきことや、出た後にどうするのかとい方向性がわかっていると安心できると思います。
でも、緊急時は、そんな悠長なことは言ってられません。
逃げなくてはと思ったら、何より警察が頼りになると思います。
警察は、24時間365日対応してくれます。
それがどんなに心強いことか、骨身にしみました。
DV被害でシェルターに入った話(公的、民間)とシェルターに入るためにはのまとめ
公的なシェルターでは、何も持たずに行ったとしても大丈夫なようになっていました。
行動には制限がかけられ、辛いのは電話が使えなかったことです。
私が行った民間のシェルターは、携帯も使えて行動も自由でした。
でも、規則は厳しけれど、安心で安全でお金がかからなくて、役所関係の担当の方がついてくれる公的シェルターの方がいいと思います。
民間のシェルターの場合は、前もってどんなところかよく確認した方がいいと思います。
特に、お金がかかるかどうかは大きな問題だと思います。
何はともあれ、一人で抱え込まないで、どこかに相談して欲しいです。
で、いざとなったら110番です。
おしまい
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