こんにちは、桃花です。
今年の梅雨、なんだか異様に寒くないですか?
私は、朝方、寒くて目が覚めてしまいます。
ありたけのガーゼケットをかぶり、長そでを着て寝なおしています。
これって、梅雨寒とか梅雨冷えっていうと思うんです。
今日は、梅雨寒、梅雨冷えについて調べてみました。
梅雨寒 梅雨冷えとは?
梅雨寒は、梅雨の時期に急に寒くなること。季節外れの寒さ。
梅雨冷えは、梅雨期の連日の雨で気温が下がること。
(コトバンク参照)
と、似ているようで少し違います。
詳しくは、次章にて。
梅雨の晴れた日は、最高気温が25度を超える夏日になることも多いので、急に気温が下がると体にこたえますよね。
4月、5月を、だんだんと気温が上がってきて、6月初めには夏日、真夏日にもなり、身体も夏に合わせて暑さに慣れてきます。
そんな時に、ふと急に気温が下がり、それが体にこたえることから、梅雨寒、梅雨冷えという言葉が生まれたのだと思います。
特に梅雨時は、湿度が高いです。
「水毒」、「湿邪」という言葉がありますが、過度の湿度や水気は身体に毒だと昔から言われています。
梅雨時の冷えは、湿度が高いことから、身体へのダメージが大きいのです。
暑い日と冷える日が交互に来ることと、湿度が高いこととのダブルパンチで辛いわけです。
ちなみに、昔から良質なお茶が栽培できるのは、「朝夕に霧が立つところ」と言われています。
私は、京都の宇治の湿度が高いエリアに長く住んだことがあります。
宇治川という川があるんですが、そこにかかる橋を渡ると、明らかに湿度が違うんです。
湿度の差は年中で、うちのエリアは明らかに湿度が高いのです。
そもそも、京都自体、盆地で多湿なんですが、私が住んだ京都市内(伏見区、東山区、上京区)よりも、はるかに多湿でした。
夏冬問わず冷えて、辛かったです。
また、昔、中国の龍井茶という緑茶で有名な龍井村を訪ねたことがあります。
ここも、湿度が高かったです。
人間には厳しい気候も、お茶には優しいんでしょうか。
梅雨寒 梅雨冷えの原因と気温の目安は?
梅雨寒 梅雨冷えの原因
やませ(偏東風、山背)という、北日本の(主に東北地方)太平洋側で春から夏(6月~8月)に吹く冷たく湿った東よりの風が原因です。
やませは、オホーツク海の寒流の上を通ってくるのでとても冷たいです。
やませは、気象用語的には山を越えてくる乾燥した風全般を指しますが、特に東北地方に吹く冷たい東風をやませ、やませ風と呼びます。
このやませの発生時には、低温の空気層の上に、高温の空気層ができます。
低温の空気層は、奥羽山脈などを超えることができないので、太平洋側にとどまり寒くなります。
逆に、高温層の空気は山脈を超えるため、日本海側では暑くなります。
梅雨寒は、やませによるものです。
北陸や西日本以西ではやませは吹かないので、梅雨寒はなく蒸し暑いのが通常です。
いっそ、ずっと暑いかずっと寒いかだと体も順応するんでしょうが、そうはいかないんですね。
ところで、気象予報士さんのお話では、やませが原因の寒さは「梅雨寒」なんだそうです。
「梅雨冷え」とは書かれていませんでした。
ということは、梅雨寒と梅雨冷えは厳密には違うということになると思います。
最初にも、少し意味が違うと書きましたよね。
やませが原因の寒さが「梅雨寒」で、梅雨の長雨で気温が下がって冷えることを「梅雨冷え」と呼ぶと思います。
梅雨寒が関東以北のエリア限定の言葉で、梅雨冷えは全国区の言葉という感じですね。
人生の大半を西日本で過ごしていますが、梅雨は基本的に蒸し暑くて、たまに冷えるという印象です。
梅雨寒 梅雨冷えの気温の目安
調べてみると、最高気温20度を目安に衣替えをすすめているクリーニング店がありました。
また、最高気温が22度を超えると、完全な夏服が必要だそうです。
逆に、22度を下回るようになると、秋服が必要になってきます。
実際、最高気温が30度を超す日もある6月になれば、みなさん夏服ですよね?
私は、6月にはもう半そでです。
でもって、下は、家や近所ではリラコです。
それで、夏服と秋服の境の22度を下回ると寒さや冷えを感じるのではないかと思います。
また気温だけでなく、その前の日や前の前の日との落差や、湿度も関係してきます。
前の日が30度を超えて、次の日にいきなり気温が下がれば寒いと感じますしね。
湿度については、なんでも、日本に住んでいるだけで、私たちは冷える要素を持っているそうです。
日本は四方を海に囲まれていて、湿度が高くなりがちです。
そのせいで、冷えるんだそうです。
高湿度は、お肌にはいいかもしれませんが、健康にはイマイチなんですね。
梅雨を過ぎるまでは、秋物を完全にはしまわずに、羽織りものを出しておくとか、合い掛けの布団を出しておくとかした方がいいですね。
私は、今、合い掛けの布団を持っていないので、ガーゼケットの重ね掛けでしのいでいます。
が、いくら重ねてもガーゼケットではやはり寒いです。
秋口に向けて、合い掛けを買おうと思っています。
梅雨寒 梅雨冷の2019年と1993年の状況は?
2019年、東京都心の気温が25度未満という日が8日連続しているのは26年ぶりだそうです。
26年前の1993年は記録的な寒い夏で、稲の実りも大層悪かったです。
特に、関東以北では、収穫量が通常の年の75%以下まで落ち込んだところもありました。
米の輸入がなし崩し的に始まって、かなりの社会問題になった記憶があります。
私は京都に住んでいたのですが、寒さや冷えを感じる蒸し暑くない梅雨でした。
今年は梅雨入りは遅かったんですが、この分だと冷夏なんでしょうか?
冷夏は問題だけど、あまり暑くならないといいなぁ。。。
去年は酷暑だったので、普通の夏であって欲しいです。
とはいえ現代日本の夏は、もう普通の夏とは言えないですが。
梅雨寒 梅雨冷とは?原因はと気温の目安は?2019年と1993年の状況はのまとめ
梅雨寒は、梅雨時に急に気温が下がることを言います。
梅雨冷えは、長雨で気温が下がることを言います。
北日本で吹く、やませと呼ばれる冷たい偏東風が原因です。
やませが吹かない北陸や西日本では、梅雨寒はありません。
長雨で気温が下がる梅雨冷えは、全国的にあります。
気温が22度を下回ると、寒い冷えると感じるようです。
2019年の7月、東京都心では26年ぶりの寒い梅雨を記録しています。
この夏は、どんな夏になるんでしょうか。
おしまい
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