日本三大祭りのひとつ、京都祇園祭は、毎年7月1日から31日までの1か月間にわたって行われます。
毎年180万人以上の人出があるお祭りで、混雑ピークの宵山だけでも100万人を超える年もあります。
近年、京都は外国人観光客が増加しているので、今後、人出はますます多くなるでしょう。
私は、学生時代は毎年行ってました。
卒業後は、なかなか行く機会がありません。
以前、鉾のちまき売りをお手伝いしていたことがあって、その時には、その鉾の周辺だけは散策しました。
今日は、一度も京都祇園祭に行ったことがない甥と浴衣を着た姪を連れて行くならこんなプランにしたいなと思って、調べてみました。
京都祇園祭の行事日程は?
京都祇園祭の主な行事日程は、こうなっています。
7月1日(月)長刀鉾町稚児お千度(10時に八坂神社にて)
7月1日(月)から5日(金)吉符入(一般非公開)祭りの始まりです。各山鉾町関係者が町会所に集まって祭の無事を祈願します。
吉符入が終わった町内から、随時、二階囃子が始まります。
実際には、京都祇園囃子のお稽古は4月くらいから始まります。
二階囃子になると、お稽古が毎日になります。
7月2日(火)
くじ取式(10時に京都市役所にて)
巡行の順番をくじで決めます。
くじ取らずといって、くじを引かないで順番が決まっている山鉾もあります。
例えば、長刀鉾は必ず一番目です。
函谷鉾は、鉾の中では2番目です。
長刀鉾と函谷鉾の間には、山が入ります。
山鉾町社参(11時30分に八坂神社にて)
7月3日(水)
船鉾神面改め(10時に船鉾町町会所にて一般非公開)
ご神体である神功皇后の本面(室町期より伝わる)と写し面(江戸期作成)の2つの神面を出して、その無事を確認します。
7月5日(金)
長刀鉾町稚児舞披露(15時15分~30分頃に長刀鉾町町会所にて)
稚児が長刀鉾町の関係者の前で稚児舞を披露します。
そして、これでよいという了承が得られると、町会所2階の窓を鉾の前面に見立てて、稚児舞を披露します。
外から見ることができます。
7月7日(日)
綾傘鉾稚児社参とお千度(14時に八坂神社にて)
7月10日(水)
神用水清祓式(10時に四条大橋および宮川町堤にて)
四条大橋から水を汲み、お祓いを受けます。
高橋町社参(11時に八坂神社にて。神事は非公開)
お迎え提灯(16時30分)神輿を迎えるために、各山鉾町が持ち回りで順番を務めます。
「おむかえ」などと書かれた提灯を立て、お囃子をしながら八坂神社を出発し、山鉾町内を練り歩きます。
神輿洗い(20時頃に四条大橋付近にて)
お祓いを受けた神用水で、神輿を洗います。
7月10(水)から12日(金)
前祭の鉾建て(四条通と室町通付近)
7月11(木)から14日(日)
前祭の鉾建てと曳山建て(新町通)
鉾も曳山も、釘を使わずに独特の工法で建てられます。
見られるのはこの期間だけですので、足を運んでみられてはいかがでしょう。
鉾を起こす瞬間は、見ごたえがありますよ。
7月13日(土) 長刀鉾稚児社参
7月14日(日) 宵々々山
7月15日(月・祝) 宵々山
高橋町斎竹建(4時30分に四条麩屋町交差点にて)前祭巡行時、長刀鉾稚児が切断する注連縄を渡す竹を建てます。
山伏山護摩焚き(山伏山町路上にて。時間は確認中です。)
宵宮祭(遷霊祭とも呼ばれます。20時頃に八坂神社にて)。本殿から神輿に神霊を移す神事です。
とても威勢よく神輿が担ぎ出されていました。
クライマックスの10分間ほどは境内のすべての明かりが消されます。
15日から24日の還幸祭までの間は、八坂神社に神様はいません。
その間は、四条烏丸から少し東へ行ったところにある御旅所でお参りしてください。
7月16日(火) 宵山
献茶祭(9時に八坂神社にて)
前祭・日和神楽(21時頃から22時頃に各山鉾町~八坂神社御旅所往復)
日和神楽とは、移動できるお囃子セットです。
鉦は通常、鉾にくくり付けられて、演奏されます。このままだと簡単に動けないので、日和神楽にくくり付けて、歩きながらお囃子を演奏します。
京都祇園祭のお囃子を身近で聞く機会はあまりないので、時間のある方は足を運ばれると楽しいと思います。
船鉾神功皇后御神体腹帯巻き(23時30分に船鉾町町会所にて一般非公開)
函谷鉾の提灯落とし(21時30分頃)
お囃子のクライマックスの後に、提灯の明かりを一気に落とします。
今では、函谷鉾の名物になっています。
7月17日(水)
前祭(さきまつり)山鉾巡行、9時出発。
長刀鉾稚児によるお位返しの儀。
巡行の終了時間によりますが、13時から14時ごろ八坂神社にて。
神幸祭(神輿渡御)
7月17日(水)から24日(水)
無言詣(四条寺町・御旅所)
7月18日(木)から21日(日) 後祭 山鉾建て
7月21日(日) 宵々々山
7月22日(月) 宵々山
7月23日(火)
煎茶献茶祭(9時に八坂神社にて)
琵琶奉納(13時に八坂神社にて)
役行者山護摩焚き(14時頃に役行者町路上にて)
後祭・日和神楽
南観音山あばれ観音(人が日和神楽から戻り次第、23時~23時30分頃開始)
宵山
7月24日(水) 後祭山鉾巡行、9時30分出発。
花傘巡行、
還幸祭(神輿渡御) 15日の宵宮祭で神輿に移された神霊が、本殿に帰る神事です。
7月28日(日)
神用水清祓式(10時に四条大橋にて)
神輿洗い(20時頃に四条大橋にて)
7月29日(月)
神事済奉告祭(16時に八坂神社にて一般非公開)
7月31日(水) 疫神社夏越祭(10時に八坂神社境内摂社疫神社にて)
茅の輪をくぐって厄払いしよう。
主なものだけで、これだけあります!
でも、なんといってもメインは15日、16日の、宵々山と宵山。
それに続く、17日の前祭の山鉾巡行です。
京都祇園祭の混雑状況と混雑を避けるポイントは?
四条烏丸付近と、北が三条通で南が四条通り付近の室町通が混み合います。
もう、正直、歩けたものではありません。
私は、東京の満員電車での通勤経験がありますが、それを上回ると言っても過言ではありません。
もみくちゃになりながらも、少しづつ前へは進みます。
道を横断するのは難しいです。
室町通は、もともと狭いところにもってきて屋台が両脇に並びます。
なので、なおさら混雑します。
一度入ったら出られないので、トレイ休憩なんかはその前にすませるようにしていました。
ピーク時に、その最も混雑するエリアを避けることを、最重要事項にしていました。
もちろん、果敢にアタックした年もあります。
その時は、洋服でした。
しかし、今回は浴衣の姪を連れて行くという予定なので、避けたいところです。
歩行者天国が始める前に、もう、四条烏丸付近は観光してしまいます。
屋台はまだ出ていませんし、明るいので提灯も点いていませんが、浴衣でもみくちゃになるのは大変です。
人気のちまきも、早めに買う方がいいですよ。
そして、日が暮れてからは、ちょっとはずれにある山鉾で風情を楽しむのが、風情があってよかったです。
屋台の数は減りますが、四条烏丸から烏丸通を少し北に歩いたり、西洞院から西方面へ行くようにしていました。
例年ですと、14日の宵々々山に行きたいです。
が、今年は日曜日!絶対に混みます。
14日に行くとしても必ず混雑しますので、早めに行動せねば!
15日も祝日ですので、例年以上の混雑が予想されます。
土日にかかった年は、ものすごく混雑します。
遅くても昼には四条烏丸に着く気持ちで行くようにします。
ものすごく暑いので、暑さ対策は万全を期さないといけません。
祇園祭の歩行者天国の日時は?
16日(月・祝)と17日(火)の、午後6時から11時までです。
エリア情報は、現在調査中です。
後祭りでは歩行者天国にはなりませんので、ご注意ください。
祇園祭2019の行事日程と混雑状況と混雑を避けるポイントは?歩行天国は?のまとめ
京都祇園祭は、混雑間違いなしなので、住んでいるとなかなか行くことも少なくなります。
でも、一回は行ってみて欲しいお祭りだと思います。
そうそう、私ははぐれた時のために、待ち合わせ場所を決めていました。
四条大橋あたりの、交番の前に集合!でした。
わかりやすいのは、
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