さて、男性も浴衣を着ていくと喜ばれるとお話しましたが、
じゃあ、実際にどうやって選べばいいの?
と、疑問に思われることでしょう。
そんな男性のために、浴衣の選び方のコツを調べてきました。
男性の浴衣の選び方のコツは?
花火大会に男性も浴衣だと喜ばれるお話をしました。
とはいえ、浴衣なんて持ってない男子が殆どでしょう。
女性用と違って、男性用はサイズ調整が難しいです。
女性の場合、少しくらい太ろうが痩せようが、着ようと思えば着られます。
なので、20代女性には、40代まで着られる色柄をおすすめしました。
男性用は、太ったり痩せたりすると、ものすごく不格好になります。
夫の着物で、実感しました。
だから、標準体形に近い方は男性は出来合いで十分だと思います。
一番のポイントは、長さが合っているかどうかです。
男性の場合は、女性と違い、着方で長さを調整することができません。
このため、買う時に長さを合わせて買わないと困ります。
サイズ展開は、M、L、LLくらいです。
これは、身長に応じてのサイズになります。
長さは、くるぶしの少し上くらいがちょうどよいです。
長すぎるのは、格好悪いです。
長すぎるくらいなら、少し短いくらいの方がいいです。
江戸っ子は、わざわざ短い丈の着物を着ていたそうです。
それが粋だったんですね。
横幅は、通常体形の方に合わせて作られています。
女性用が、若干ぽっちゃりさんでも着られるように作られてる点とは違います。
全体の長さが合っていないということは、襟の先の長さも合っていないということです。
この長さが合っていないと、襟元がゆるむ原因になります。
襟元がゆるむと、一気にだらしない印象になります。
だから、長さの合ったものを選ぶことが大事です。
出来る限り試着をして購入することをおすすめします。
男子は、着る人が少ないです。
着ているだけで、十分頑張っていると思ってもらえます。
甚平という逃げ道もあるのに、浴衣を選ぶ心意気で十分ですよ。
ただし、足元は下駄は止めた方がいいと思います。
女子をサポートしないといけないので、歩きやすいサンダルをおすすめします。
男子が、足が痛くて歩けない状態になると、女子は本当に困ってしまいますからね。
もちろん、予算があるという方は、ぜひ自分用に作ってください。
あとは、極端に痩せているとか、太っているという方は、出来合いだと着こなしが難しいかもしれません。
その場合は、女性用におすすめした浴衣を元にお話させていただきますね。
女性が紺地に白系の浴衣なので、男性も同じく紺地に白系の浴衣がよいと思います。
もしくは、白地に、紺が多めの模様なんかもいいですね。
歌舞伎役者さんの決まり模様の歌舞伎柄なんか、しゃれてると思います。
この歌舞伎柄、女性も着ることができます。
以前、東京の上野のお祭りで、歌舞伎柄の浴衣の女性を見たことがあります。
めちゃくちゃ着慣れていて、素敵でした。
帯は、リボン結びでよい兵児帯が簡単です。
角帯という帯を締めるなら、ちょっと練習が必要です。
可能なら、角帯の方がかっこいいです。
くれぐれも、帯はウエストではなく腰に締めてくだいね。
残念ながら、帯の色柄の選択肢は多くないです。
お店でおすすめの物を購入してください。
男性の浴衣の下着はどうしたらいい?
男性のための着物用下着は、売られています。
でも、私は、浴衣の下にこれをそのまま着るのは反対です。
といいますのは、女性用のものと違い(女性用は下がすべりやすい化繊でできている)、上下とも綿なので、浴衣時にくっついて、歩きづらです。
また、だんだんとはだけたり、まくれ上がってくると思います。
上も、男性は女性よりも襟元がはだけやすいです。
なので、下着が見えてしまう確率が高いです。
男性の浴衣は、粋でありたいものです。
下着が見えてしまうのは、素敵とは言いづらいと思います。
ちなみに、私の夫は、浴衣の下にはトランクスのみです。
どうしても着たい、肌が見えると恥ずかしいという場合は、上だけにしたらよいと思います。
まだ付き合いの浅い相手とのデートだと、胸が見えちゃうと恥ずかしい気持ちはわかります。
下着は、白と黒が売られています。
買うなら白をおすすめしますね。
黒だと見えても目立たないと思われるかもしれません。
が、お洋服と違って、着物の下着は清涼感というか清潔感が第一です。
オーソドックスに白がよいと思います。
足の方にに綿素材のものを着ると、本当に歩きづらいですよ。
もし、下が化繊の物が見つかれば、着るとよいと思います。
足さばきが楽になります。
男性の浴衣の着方のポイントは?
男性の浴衣の着方です。
必要なものは、
浴衣
帯
腰ひも(真ん中で半分に折っておく)
下着(着る場合は)
です。
まず、羽織ります。
腕を通して、袖先をピンと張ります。
それから、襟先を持って、身体の中心で一回合わせます。
こうすることで、背中の中心の縫い目が、背中の真ん中にきます。
この後、右の襟を左に、左の襟を右に持っていきます。
逆になると亡くなった方の着方になりますので、ご注意ください。
覚え方は、、右手が襟にすっと入るように着るです。
この時、体形に合うように、右の布の方で調整してください。
ちょっと背中心がずれてしまうかもしれませんが、それはやむを得ません。
襟先がずれないように押さえつつ、腰ひもを取ります。
おなかの中心に、折っておいた中心を当て、そのまま両端を後ろに回します。
一周して前は持ってきて、ちょうちょ結びをします。
余った端っこは、ひもの中へ巻き込みす。
ここまでで、着物は着れました。
襟元を、もう一度整えます。
次は帯です。
兵児帯の場合は、ぐるぐる巻いてちょうちょ結びするだけです。
角帯の場合は、まず、帯の先を持って、幅を半分に折ります。
こちらの先のことを、手先と呼びます。
そこから、帯を腰に巻いていきます。
緩まないように巻くのがポイントです。
体形によって、2周か3周します。
帯の反対側の端を半分に折ります。
こちらを垂れ先と呼びます。
私自身も、男性よの角帯を締めたことがありますが、垂れ先を巻き込むところが難しいです。
垂れ先を内側に巻き込みます。
手先を下に、垂れ先を上にしてクロスします。
そのまま、ひと結びします。
そして、もうひと結びします。
出た手先が長すぎたら、長さを少し折ります。
形を整え、右方向に回します。
この時、左方向に回してしまうと着崩れるので注意です。
結び目は、背中の真ん中より少し左側にするとこなれた感じになりますよ。
完成です!
まとめ
男性の浴衣の選び方や着方、参考になりしたか。
花火大会では、彼女さんをかっこよくエスコートしてくださいね。
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