もうすぐ夏本番です。
夏祭り、花火大会、盆踊りと、浴衣を着てのデートの頻度も増しますね。
20代の浴衣は、どうしたらいいのかな?
とお困りの方のために、着物大好きな私が、選び方や着方のコツなどを調べてきました。
浴衣と帯の選び方は?
20代社会人の浴衣選びのポイントは、「そろそろちゃんとしたものを揃えるお年頃」ということです。
浴衣は、今や大手スーパーやユニクロでも買うことができます。
安ければ浴衣、帯、下駄の3点セットが3,000円代で買えます。
しかし、こうした浴衣は一度洗濯するとヨレヨレになってしまうことが多いです。
私も、購入してみたことがあるのですが、一回で着るのが恥ずかしい状態になってしまいました。
また、下駄はたいそう履きづらく、結局は使いませんでした。
それに、安いものは去年の売れ残りだったりします。
今は、海外手縫い仕立てだと仕立て代が安くなっているので、体形に合わせたものがいいという方には、ぜひおすすめしたいです。
その場合は、30代、40代になっても着られる色柄にしておくとよいですよ。
長く、大切に着てください。
私の一番のおすすめは、反物から選んで仕立ててもらうことです。
反物(布)だけで安くても1万円以上しますし、高いと浴衣の生地なのに10万円とかにもなります。
そんな高いのは必要ないです。
2万円から3万円前後あれば、長持ちするよい浴衣が作れます。
この価格帯が各社展開のメインなので、色柄も豊富です。
海外手縫いは、仕立て代が1万円くらいから2万円くらいのようです。
浅草あたりに行くと、もっとお手軽な値段で作れますよ。
高校生の頃に、ちゃんとした反物で作ってもらった浴衣は、今でもしゃんとしていて、姪っ子に譲りました。
さすがに、50代の私には柄が無理になりました。
でも、アラフィフまで着られたから元は取れています。
色柄がもっと定番だったら、きっと今でも着られたと思います。
20代で作るなら、40代まで着るつもりで作るとよいのではないでしょうか。
そのためには、浴衣はド定番にしておくといいです。
着物は、帯でいくらでも印象を変えられます。
20代前半はかわいらしく、後半から30代はちょっと大人っぽく、40代になったら落ち着いた感じに。
と、帯やネイルなんかで、雰囲気はいくらでも変えられます。
だから、浴衣は王道のド定番でいってください。
ド定番といえば、紺地に白系の柄か、白地に紺系の柄かになります。
絶対に、紺地に白系の柄をおすすめします。
白地の浴衣は、着こなしが難しいです。
一歩間違うと、旅館の浴衣風になっちゃいます。
また、昼間着るにはちょっと艶めかしいし、昼の光に透けてしまいます。
浴衣デート、昼間からの場合も多いと思います。
すっきりと清潔感があって、光にも透けずらい紺地がおすすめです。
日本人なら、紺地が似合わない人はまずいないと思います。
紺地といっても、模様は色々です。
紺と白しか使ってないものや、少し水色やピンクなどが混ざったものなど色々あります。
30歳まで着られればいいなら、他の色が混ざったものが着こなしやすいでしょう。
お洋服の色柄に慣れているので、紺と白だけのものは寂しく感じるかもしれません。
が、40代まで着るなら、いえ、もっと長く着るなら、紺と白だけのものがいいです。
模様は、あまり大柄でないもの。
小さな秋草が描かれたものや、萩なんかがおすすめです。
一見地味ですが、20代が着ると、その年齢なりのかわいらしさが出るものですよ。
そして、合わせる帯です。
先ほど、帯でいくらでも印象を変えられるといいました。
20代前半なら黄色やピンクの化繊のものがいいです。
浴衣にお金をかける分、帯はお安くすませましょう。
2,000円もあれば十分です。
化繊の帯は、締めづらくて緩みやすいのが難点ですが、色柄が豊富です。
特に、かわいい系のものが豊富です。
もしくは、着物のリサイクルショップで、半幅の博多帯を1,000円から2,000円で購入します。
上手くすれば、いい状態のものが手に入ります。
手に入るなら、黄色系かピンク系がいいです。
博多帯だと、ちょっと粋な感じになるので、色をかわいくした方が初々しい感じがします。
大人びた雰囲気の方は、淡い紫系でもいいですね。
藤色です。
あ、濃い紫は止めてくださいね。どぎつくなります。
仕立ては、急いでもらっても2週間くらいはかかります。
今5月ですが、ネット上ではもう反物や浴衣が売られています。
夏本番になると残り少なくなるので、早めに買いに行くのがポイントです!
仕立ててもらって方がいいらしいけど、でも予算がという方。
安心してください。
いい反物を使った出来合いのものが、ちゃんと売られています。
これですと、初期投資が抑えられ、かつ長持ちもするものが手に入ります。
若干、着付けに工夫が必要です。
が、私の経験からは、そう大変ではないと思います。
ちなみに、9号サイズだった時の話です。
仕立て上がりのものだと、ちょっとぶかぶかするかな?という感じですね。
サイズは、S、M、Lとあります。
身長の高い方は、細身でもLを選ばないと、腕がにょきって出ちゃいますよ。
横幅ではなく、身長で選ぶとよいです。
出来合いで、7,000円くらいのを買ったことがあります。
2、3回着たらヨレヨレになりました。
出来合いを選ぶにしても1万円台の物がよいかと思います。
やっぱり水色やピンクが着たい。
人とは違うものがいい。
流行の色柄が着たい。
という方もいるのでは?
この場合も、1万円台以上のものがよいと思います。
安いものは、着ている間にもどんどんしわしわになります。
着心地も悪いので、1万円未満のものは学生さんまでとしませんか?
かわいい系の色の浴衣には、シックな帯が素敵です。
白っぽい帯もいいですね。
一番合わせやすく失敗がないのは、柄のうちの一色と同じ色にすることです。
こじゃれた感じにしたければ、あえて柄にはない色や、柄とは反対の色を合わせると素敵です。
沢山の色が入った柄なら、好きな色の帯をえらびましょう。
でも、できたら黒は止めて欲しいな。
私は、かわいくないと思います。
さらに、お得な買い方があります。
帯でもお話しましたが、リサイクルショップで購入すると格安で手に入ります。
しかも、昭和レトロな柄が買えます。
今では見られない色柄があるので、かえっておしゃれです。
近くに着物のリサイクルショップがある方は、足を運んでみることをおすすめします。
状態は、よく確認してくださいね。
お尻のあたりや膝の部分の生地が、極端に薄くなっているものもあります。
お尻のあたりの縫い目が開いていないものを、探してください。
昔のものは良質なものが多いので、気に入ったものがあればお買い得です。
この章の最後になってしまいましたが、
お洋服で似合う色と、着物で似合う色は違います。
必ず、反物や浴衣を羽織らせてもらって買ってくださいね。
あと、20代の社会人は、赤はやめて欲しいなと思います。
あれは、高校生までのお楽しみだと思います。
浴衣の着方のコツと着崩れ防止策と直し方は?
浴衣を着るときには、下に、浴衣スリップを着て欲しいです。
無いと、歩きづらいです。
できれば、和装のブラジャーを着けるとなおよいです。
着物は、胸が平らな方が似合います。
帯の上にバストがのるのはかっこよくないので、和装のブラはおすすめです。
2,000円くらいで買えます。
サイズも、色々とありますよ。
和装ブラと浴衣スリップを着るだけでも、着崩れ防止になります。
もし、胸元が開いてきてだらしなくなってきたら、襟を後ろにひっぱります。
そして、後ろのおはしょりを下に引きます。
これでもだめなら、安全ピンで胸元を止めてしまいます。
帯が緩んできたら、お尻の方にハンカチタオルを挟みましょう。
浴衣の時の足元のおしゃれは?
下駄が定番で、鉄壁です。
普通の下駄だとクッション性がないので、アスファルトの上を歩くのは辛いです。
底にゴムが貼ってあるものがおすすめです。
鼻緒は、太くて柔らかいと、下駄ずれにしくいです。
初の浴衣デートでは、頑張って下駄ずれしづらいものを選んで行ってください。
絆創膏を忘れずにね。
とはいえ、歩き慣れない下駄で長時間過ごすのは大変です。
着物上級者さんは、意外とサンダル履きだったりもしますよ。
あんまりヒールの高くないトングサンダルなんかが、浴衣にも合うと思います。
もちろん、普通のサンダルでもいいと思います。
私も、花火大会など沢山歩く時にはサンダルです。
小学校に下駄を履いて通っていた子どもでした。
でも、そんな下駄を履きなれた私でもサンダルです。
人ごみは、歩きづらいんですよね。
浴衣がド定番分、足指におしゃれしてみてはどうでしょうか。
華やかな色のペディキュアなんか、いいと思います。
サンダルに合わせたジェルネイルも、素敵だと思いますよ。
当日の浴衣や帯と履物の写真を持って行って、ジェルネイルをお願いするといいのではないでしょうか。
まとめ
20代社会人の方には、40代まで着られる浴衣を手に入れることをおすすめします。
自分の寸法に合わせて仕立てるのが一番いいですが、出来合いの物やリサイクルショップの物を購入するのもよいと思います。
質には少しこだわって欲しいです。
着物は帯でいくらでも印象を変えられるので、色々と楽しんでください。
頑張れ!
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