こんにちは、桃花です。
先日、お盆のことを調べていて、お盆玉という言葉を知りました。
「え、何それ?」と思って気になったので、調べてみました。
お盆玉とは?
私の子どもの頃にはなかったお盆玉という言葉。
いったいいつから流行りだしたのでしょうか。
2010年に、株式会社マルアイが、夏の風物詩を描いたポチ袋を販売し始めたことにあります。
当初は全く売れなかったそうで、3年売れなければ撤退を考えていたそうです。
ところが、郵便局に「お盆玉袋はありますか」という問い合わせが入ったことから、2014年に日本郵政での取り扱いが開始され、普及が進んだようです。
由来は、江戸時代の山形県の一部地域にあると言われています。
夏に、奉公人に下駄などを渡す風習があり、昭和に入ってそれがお金に変わったそうです。
当時の一日分の給金に相当していたそうなので、子どもにとっては結構ご褒美だったと思います。
山形県の一部でなくても、お盆におこづかい的なものを渡す商家はあったでしょうね。
お盆玉ということばが生まれる前にも、お盆におこづかいをもらった子どもはいたのでは?
私はもらったことはないですが、聞くとあるという方がいました。
家の場合は、祖父母が商売をしていて結構裕福でした。
だから、割と日常的に何かを買ってもらってました。
なんで、特にお盆だからというのはなかったですね。
お盆玉をもらっている子どもの割合と金額は?
三井住友カードの調査によると、子どものおよそ3人に1人(37%)がお盆玉をもらっているそうです。
平均金額は9,345円と、お年玉の半額程度です。
1,000円から5,000円47%、5,001円以上41%だそうです。
が、この調査、対象が280人しかいないんですよね。
調査として、どこまで信用していいのか不明だと感じます。
お盆玉あげる?あげない?
調査結果に疑問を持ちつつ、話を進めます。
日本郵政やその他店舗でも、お盆玉袋やお盆用のポチ袋が売られるようになってきました。
あげる場合の金額は、だいたい、
小学生1,000~3,000円
中学生3,000~5,000円
高校生上5,000円~10,000円
です。
ちょっと、これって、意外と高額な出費になりませんか。
祖父母が年金受給者だったら、ちょっと厳しい感じな額です。
高齢者からお金を出させるシステムには、私は疑問を感じます。
みんながみんな、余裕のある暮らしをしているわけではありません。
私は、余裕のない暮らし向きの高齢者の方と接してきました。
お年玉だって、厳しい感じでした。
そこへ、お盆玉ですと!
子どもが何もしなくても沢山のお金がもらえるというのは、お正月だけで十分だと思います。
お盆玉という言葉が生まれたことで、お金を渡す・もらうといのが強制力を持つようになるのが釈然としません。
子どもにとっても、金銭感覚的にどうなのかなって思います。
私だったら、話し合って親族みんなお互いに止めようって決めますね。
両親の負担も増えますから、大変ですよね。
ただ、近年、恵方巻だの、ハロウィンだの、イースターだの。
謎の、ハーフバースデーだの。
どう考えても、商売っ気のある行事が増えてきました。
お盆玉も、定着していくんだと思います。
なんか、不条理を感じるな。
お盆玉のまとめ
お盆玉は、もともと奉公人へのお盆のおこづかい的なものでした。
それを、株式会社マルアイがお盆玉袋を商品化したことで広がってきています。
子どもの金銭感覚ということや、祖父母の負担増を考えても、私はお盆玉には反対です。
でも、逃げ切れなくなるんだろうな。
おしまい
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