夏の風物詩でもある朝顔。
夏休み前になると、小学生が朝顔の鉢を持って下校しています。
小学校1年生で育てることが多い朝顔ですが、いざ育てるとなると意外と大変なこともあります。
朝顔の育て方のコツを調べてみました。
朝顔は種から育てる?苗から育てる?
以前、ラベンダーの育て方をお伝えした時には、苗を購入するとお話ししました。
朝顔の場合は、どうなんでしょうか?
ネットや本で調べると、苗を購入する方法もあるようです。
私のおすすめは、種から育てることです。
まず、朝顔は種が大きいので、とてもまきやすいです。
また、発芽率も高いです。
発芽率というのは、種をまいた時にどれくらいの割合で発芽するのかです。
初心者でも、種から育てて失敗しにくい植物なんです。
園芸店やネットで見て、好みの花の種を購入するとよいと思います。
失敗したくない!
そんな気持ちもわかります。
でも、苗を複数作るつもりでまけば、必ず発芽して苗は作れます。
一袋に、10から20粒入っているので安心してください。
それに、学校で子どもが種から育てているんです。
大人も、家で種から育てて、一緒に観察する方が楽しいじゃないですか。
苗を購入する利点は、珍しい品種や新品種など、種がまだ出回っていない品種が手に入ることです。
でも、最初はそこまでこだわらなくてもよいと思います。
種から、じゃんじゃん育ててはいかがでしょうか。
種を購入する際は、新しいものを買ってください。
裏を見ると、「2020年8月までにまいた場合の発芽率は80%」というような表示があります。
これを確認して、古い種を買わないようにしましょう。
朝顔の品種の選び方は?
朝顔には、日本朝顔、西洋朝顔、琉球朝顔、朝鮮朝顔などの種類があります。
よく朝顔市で売っているような、また学校で作るような行灯仕立てにするのであれば、どんな種類でも大丈夫です。
好みの品種の種を購入してください。
グリーンカーテンにする場合は、葉がよく茂る西洋朝顔がおすすめです。
朝顔は、ナス目のヒルガオ科に属します。
朝鮮朝顔は、ナス目ナス科です。
朝顔の中には、じゃがいも属に含まれるものがあって、それらは花の時期が遅いです。
7月、8月に花を楽しみたい場合は、それ以外の品種を選ぶとよいと思います。
新品種はどんどんできてくるので、前もって、花の咲く時期を聞いてから購入するといいかと思います。
ベランダで育てるなら、花が小さく作りが凝っているものがいいですね。
近くで見られるので、繊細な花がよいのではないかと思います。
庭植えでしたら、大輪系がよいと思います。
遠くからでもよく目立ちます。
以前住んでいた団地で、ベランダ朝顔を大量に栽培している家がありました。
その部屋のベランダは朝顔で埋め尽くされていて、時期になると洗濯物を干すスペースにも困るほど茂る状態でした。
朝顔が大好きで・・・と言ってらっしゃいました。
そこまででなくても、夏らしい花がベランダにあるだけで涼を呼びますね。
朝顔の種まきのコツは?
朝顔の種は固いので、尖っている先の方以外の部分を少し傷つけてやるといいです。
カッターなどを使うと危ないので、一番簡単なのは、地面やベランダにこすりつけて少し削ることです。
やすりがあれば、なおよいです。
カッターはおすすめできません。
特に、子どもさんにやらせる場合は、削る方法がよいですよ。
一番尖っている先は芽になる部分なので、傷つけないように気をつけてください。
そして、一晩水に漬けます。
ここまでしておくと、まいた後に1週間ほどで芽が出ます。
何もしないでまいても芽はでますが、おそらく発芽率が下がると思います。
この手間は、省かないで欲しいと思います。
その後で、用土にまいていきます。
まき方には2種類あります。
1.苗床を作る方法
この場合、一番簡単なのは、種の植え付け用の水で膨らむ製品を使う方法です。
これは、本当に楽です。
超簡単!
これのおかげで、種まきがと苗づくりが楽しくなりました。
使い方は、まず、イチゴパックのようなものを用意します。
そこに水をはり、この製品を入れます。
すると膨らんでくるので、取り出します。
上部をやぶり、朝顔の場合は深さ2センチほどの穴をあけます。
そこに種を入れて、上から土を寄せてかぶせるだけです。
土は、しっかりかぶせてください。
朝顔は、暗いところでないと発芽しないので、土をしっかりかぶせる必要があります。
初心者のに方は、下手に種や苗用の培養土を買うよりも、こちらの方がずっとおすすめです。
管理は、イチゴパックやお肉のトレイのようなものに置き、乾く前に水をやる程度です。
2.直にまく方法
朝顔は種が大きく発芽率もよいので、直にまくこともできます。
その場合は、鉢に土を入れて、深さ2センチの穴をあけます。
そこに種をまき、土をかぶせます。
水を、鉢底から流れるくらいたっぷりやります。
私のおすすめは、苗づくり専用のジフィーセブンで苗を作る方法です。
これですと、できた苗から元気のよさそうなものを選ぶことができます。
また、これは、そのまま植え付けることができます。
根を痛めなくてすむ点も、私は評価しています。
根も元気にはりますよ。
種をまくのは、気温が25度前後になる5月中旬がよいです。
気温が低いと発芽しないので、それまで待ってくださいね。
苗は、6号鉢に1本、50センチのプランターでしたら2本くらい植えるのが丁度いいです。
まとめ
朝顔は、ぜひ、種から育ててみてください。
その際は、苗を作る方法をおすすめします。
苗づくり専用の便利なジフィーセブンがありますので、それを使うと簡単に苗が作れますよ。
次回は、芽が出てからの育て方を調べてきます。
朝顔の水やりと摘心と追肥と虫よけのコツは?葉が枯れる原因と対処の方法は?
へ続きます。
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