受験は、人生を左右する大きな節目のものです。
本人はもちろん、家族も受験の年は何かと気を使い、やきもきするものですね。
そんな受験の年に、ご不幸があり喪中と重なってしまったら、合格祈願には行けないのでしょうか。
そこで今回は、忌中や喪中の時に合格祈願に行ってもよいのか、絵馬やお守りはどうしたらいいのかをまとめてみました。
喪中や忌中に合格祈願はしてもよいのか
喪中や忌中には神社やお寺への参拝はできないのでは?
と、思われている方が多いかもしれません。
神社とお寺では、考え方が違います。
神道では、死は穢れ(けがれ、気枯れ)とされますので、忌中には原則では参拝できません。
忌中が明けたら、喪中であっても参拝はできます。
だから、合格祈願にも行くことができます。
仏教では、死を穢れ(けがれ)とは考えません。
極楽浄土で仏になると考えますので、忌中でも参拝できます。
ですから、忌中に合格祈願に行きたい場合は、お寺に行くといいですよ。
初詣のついでに合格祈願をされる方も、いますよね。
初詣のついでに合格祈願をしようと思うと、ご不幸が11月10日頃以降ですと、初詣に行く頃はまだ忌中になります。
合格祈願をしたい神社がある場合、これだと行けなくなってしまいます。
そこで、受験に間に合うようでしたら、初詣のついでではなく、後日、改めて合格祈願に行かれてどうでしょうか。
寒い時期ですので、体調を崩さないように、暖かくして行ってくださいね。
◆神社での参拝の仕方
・2礼2拍手します
・手を合わせて、合格できますようにとお祈りします
・最後に1礼します
◆お寺での参拝の仕方
・拍手はなしで、手を合わせて合格をお祈りします
喪中や忌中に合格祈願の絵馬を納めてもよいのか
合格祈願に行ったら、絵馬も奉納したいですよね。
私も、受験の時には、普段は書かない絵馬を書き奉納しました。
こちらも、参拝ができる期間であれば、絵馬を奉納することができます。
忌中で神社に参拝に行けない場合、代理で奉納してもらうのは止めた方がよいと思います。
自分の家に絵馬を持ち込んで書き、代理で納めてもらっても、穢れ(けがれ)を神社に持ち込むことになると思います。
絵馬を奉納したい場合は、忌中が明けてから行くか、お寺に行きましょう。
でも、神社によっては、郵送での奉納や、代理の奉納ができる場合もあるかもしれません。
一度、問い合わせてみるのもいいですね。
喪中や忌中に合格祈願のお守りをもらってもよいのか
参拝できる期間であれば、お守りはもらっても構いません。
私も、受験の時にはお守りを持って行きました。
あると、心強いですよね。
喪中にお守りもらって、バチが当たらないかな。
って思うかもしれませんが、故人は受験する人を応援してくれると思いますよ。
忌中の場合は神社でのお守り授与はしてもらえません。
が、どうしても〇〇神社のお守りが欲しい。
ということもあるかもしれません。
その場合は、郵送してもらえる可能性もあるので、神社に聞いてみてください。
もしくは、忌中とは関係ない人に、代わりに買ってきてもらってもよいと思います。
お子さんの合格を強く願ってくれる人に頼むといいと思います。
行きたい学校へすでに通っている先輩に頼めると、心強い気がします。
推薦などで先に合格を決めている仲の良い友人がいれば、その子にもらってきてもらうのも縁起がいいですね。
お守りは、あげたりもらったりしてはダメという考え方もあるようです。
私は、逆に、代わりにもらってきてくれる人の気持ち(念)がこもって、効果が増すのでは?
と、思います。
お子さんの受験を、本気で応援してくれる人に頼むのも手ですよ。
もし、忌中の親戚が、忌中には神社に行ってはいけないことを知らずに、お守りをもらってきて渡してくれた場合は、
私だったら、気持だけいただいて、気になるので神社にお返しすると思います。
喪中や忌中に合格祈願をしてもよいのか?絵馬やお守りはどうしたらいい?まとめ
神社への参拝は、忌中にはできないので、合格祈願もできません。
でも、亡くなられてから50日を過ぎれば参拝できるので、初詣のついでではなく、日を改めて行くというのも手ですよ。
お寺は、忌中であっても参拝できるので、合格祈願もできます。
絵馬を納めたり、お守りをもらうのも、参拝できる期間であれば大丈夫です。
忌中で参拝できないけれど、どうしても○○神社のお守りが欲しい。
という場合は、郵送してもらうか、合格を心から願ってくれる人に頼むといいと思います。
体調管理に気をつけて、がんばってください。
おしまい
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