クリスマスカラーの意味と由来と込められた願いは?色は5色ある!

冬の行事
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クリスマスシーズンになると、街にはイルミネーションが輝き、ショーウインドーにも赤、緑、金といったクリスマスカラーが使われるようになります。

こうした色は、クリスマスの定番色ですが、どうして赤、緑、金色などが使われるのでしょうか?

何か、意味や由来があるのでしょうか?

今日は、クリスマスカラーの意味、由来、込められた願いと、気づかれない第5の定番色についてまとめてました。

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クリスマスカラーとは?

赤と緑、それに白と金色。

この4色の組み合わせを見ると、クリスマスだなと感じますね。

クリスマスツリーは、まさにこの4色がメインで飾られています。

サンタクロースの赤い服、もみの木の緑、雪の白、ツリーの一番上の星。

これらの、私達が直感的にクリスマスを感じる色を、「クリスマスカラー」と呼びます。

色は、人の心理に深く強く働きかけます。

クリスマスカラーの定番、赤と緑は、補色(混ぜるとグレーになる反対色)の関係にあります。

補色の組み合わせは、人を興奮させると言います。

クリスマスの高揚感を高める色、とも言えます。

そして、これらの色には、宗教的な意味や由来があり、クリスマスへの願いが込められています。

定番で使われる色は、赤、緑、白、金の4色ですが、黒もクリスマスカラーとして重要な意味があるんです。

色別に、見て行きましょう。

クリスマスカラーの赤の意味と由来は?

クリスマスと言えば、サンタクロース。

サンタクロースと言えば、赤い服をイメージします。

クリスマスカラーの代表格ですね。

赤は、十字架にかけられたイエス・キリストの血の色を表しています。

自分自身の死をもって、人の罪をあがなおうとするキリストの愛と犠牲を表しています。

そして、ひとり子キリストを十字架にかけてまで人々を救おうとする神の愛情を表しています。

サンタクロースの服が赤いのは、モデルとなったキリスト教の司祭「聖ニコライ」の時代の司祭のミサ中服装の色が赤だったことに由来します。

クリスマスカラーの緑の意味と由来は?

クリスマス時期の緑といえば、クリスマスツリーのもみの木や柊(ひいらぎ)などです。

これらは、一年中枯れることなく緑を保つ常緑樹です。

「エバーグリーン」とも呼ばれます。

常緑樹の枯れない緑は、キリストが与えてくれた「永遠の命」を表しています。

カトリックのミサで、「永遠の命を信じますか」という文言を司祭が言います。

私達信徒は、「はい、信じます」と答えています。

柊で作られることも多いクリスマスリースの円形も、終わりのない永遠の命を象徴しています。

クリスマスツリーでは、雪を表す綿が上に乗ります。

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その下の緑は、雪が降っても凍ることのない豊かな大地と春を表しているとも言えます。

クリスマスカラーの白の意味と由来は?

クリスマスカラーの白には、二つの意味があります。

一つは、キリストの死、キリストの流した赤い血によって罪を許され、清められた魂という意味です。

もう一つは、罪なき存在として生まれた清らかなキリスト自身という意味です。

また、冬の白といえば雪の色です。

大地に積もる雪を表しているとも言えます。

私が子どもの頃に住んでいたところでは、雪の降る「ホワイトクリスマス」になることが多かったです。

黒いアスファルトにに降りしきる白い雪、その中をケーキを持って家路につく人々。

背景は、街のクリスマス用のショーウインドーと、大きなクリスマスツリー。

「クリスマスに平和で、ご馳走とケーキがあって、なんて幸せなんだろう」と、その光景を見ながら思ったものです。

クリスマスカラーの金の意味と由来は?

金は、キリストの王権を表しています。

また、キリストは、「暗闇を照らす光」という存在です。

光=金です。

クリスマスツリーのてっぺんには、金色の星形を飾りますね。

あれは、キリストが生まれた時に現れたとされる「ベツレヘムの星」を表しています。

「ベツレヘムの星」は、別名を「クリスマスの星」と言います。

東方の三博士別名「東方の三賢者」「東方の三賢王」)にイエス・キリストの誕生を知らせ、ベツレヘムに導いたとされるキリスト教徒にとって宗教的な星のことです。

クリスマスカラーの黒の意味と由来は?

最後に、黒です。

飾りに黒なんか使われてないじゃないか!

おっしゃる通り、飾りには使われていません。

黒は、夜の闇のことです。

どうして黒もクリスマスカラーとして重要かと言いますと。

キリストが生まれる前までは、世界や闇に覆われていて、人々は傷み、悩みに苦しんでいました。

その闇を照らしてくれたのが、キリストです。

始めに闇があり、それを光で照らしてくれた。

という順番なので、黒、つまり闇の色もクリスマスのカラーなんです。

クリスマスカラーの意味と由来と込められた願いは?色は5色ある!まとめ

クリスマスカラーは、赤、緑、白、金のクリスマスをイメージする色に加えて、黒があります。

それぞれの色の意味は、

赤:キリストの血、神の愛情

緑:永遠の命、凍ることのない豊かな大地

白:けがれなきキリストという存在、キリストによって罪を許された私達

金:キリストの王権

黒:キリスト出現以前の闇

を、表しています。

おしまい

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