年末が近づくと、そろそろ年賀状の準備をしなくてはという気持ちになりますね。
同時に、喪中の方は、喪中はがきの準備をしなくいとと思われることかと。
あまり早すぎても、遅くても困る喪中はがきを出す時期や送る範囲がわかりづらいです。
そこで今回は、喪中はがきをいつ出すのか、出す範囲はどこまでか、相手が喪中の場合はどうしたらいいのかなどをまとめてみました。
喪中はがきを出す時期はいつ?
喪中はがきは、新年のあいさつを欠礼しますよというお知らせです。
以前は、こちらは欠礼しますということで、相手からの年賀状は受け取るものでした。
が、最近は、相手の方も年賀状を控えるようになってきました。
そこで、相手の方が年賀状を用意する前、12月の初旬には届くようにしましょう。
できれば、11月中に届くようにすると、相手を慌てさせないですみます。
で、早ければいいのかというと逆にダメで、相手の方が忘れてしまう可能性があります。
そこで、11月初旬から12月初旬(できれば11月中)に届くように送るといいですよ。
私の両親はすでに他界していて、特に父は早くに亡くなりました。
私が28歳の時で、父は享年53歳でした。
6月に他界したのですが、あまりにも悲しくて、喪中はがきを出す気にもなれませんでした。
喪中はがきを出すと、父が死んだことがもっと現実化して、耐えられないと思ったんです。
でも、母親がすでに用意をしており、絶対に出すように言うんです。
しぶしぶ出しましたが、遠い昔のことなので、出した時期を忘れてしましました。
ただ、その年、年賀状はほとんど届かなかったので、みんなが年賀状を用意する前に、私からの喪中はがきは届いたと思います。
無礼な奴にならなくて、よかった。
ところで、12月にご不幸があった場合はどうしたらいいのでしょう。
12月15日の年賀状投函開始日までに間に合うようであれば、喪中はがきを出す。
間に合わなければ、年賀状、喪中はがきとも出さず、不幸があった旨を書いた寒中見舞いを出すといいです。
私の友人のお父さんは、12月に亡くなりました。
友人から年賀状が来なくて不思議に思っていると、父親が他界したので年賀状は送れなかったと書かれた寒中見舞いが届きました。
寒中見舞いは、松の内が開ける1月8日から、立春の前日の2月3日までに出します。
2020年の立春は、2月4日です。
関西など一部地域では、1月15日までが松の内としているので、それ以降になります。
私の母親が他界したのは、12月の下旬でした。
喪中はがきは間に合いませんし、母も割と早くに他界したので、ショックで立ち直れませんでした。
それで、寒中見舞いすら出せずに、その年は欠礼してしまいました。
ちゃんと寒中見舞いを送ってきた友人、すごいなと思います。
不幸があった時って、その悲しみからまだ立ち直っていない時に、こうやって季節の行事がやってくるとものすごく負担です。
正直、やなくちゃいけないんですか!
と、思いました。
でも、社会人としてはちゃんとやらないといけないんですよね。
ちなみに、誰が亡くなった時に喪中になるかというと、2親等までになります。
0親等
・配偶者
1親等
・両親
・子ども
・配偶者の両親
・子どもの配偶者
2親等
・祖父母
・兄弟、姉妹
・孫
・孫の配偶者
・配偶者の祖父母
・配偶者の兄弟姉妹
これ以外は、喪に服す必要はないと言われています。
でも、悲しいよ。
年賀状なんか、書く気がしないよ。
という場合も、ありますよね。
その場合は、寒中見舞いにして、「〇〇死去のため、新年のご挨拶は控えさせていただきました」としたらいいのではないでしょうか。
自分が喪に服していると思えば、喪中はがきを出していいと思います。
ところで、配偶者は0親等なんですね。
やっぱり、親よりも近い間柄だと法律でも認めているんだ。
と、しみじみ思うのでした。
離婚で、夫を失くして辛いには当たり前だな。
喪中はがきを出す範囲は?
では、喪中はがきは誰に送ればいいんでしょう。
ずばり、いつも年賀状を出している相手です。
でも、親戚は喪中であることを知っているので、あえて出さなくても大丈夫です。
葬儀に来て下さった方でも、相手の方が忘れている、記憶が曖昧ということがあります。
ですから、葬儀に来て下さったとか、お悔やみを送ってもらった等々であっても、喪中はがきは出した方がいいです。
仕事関係の方には、どうしたらいいんでしょう。
この場合は、葬儀に来て下さったりした場合には、喪中はがきを出す。
そうでない場合、こちらの不幸を知らない場合は年賀状を出す。
ということになっているようです。
が、悲しみの度合いが大きい時、年賀状を書けますか?
私には無理です。
マナーとしては、仕事関係では私生活を持ち込まないことになっています。
でも、どうしても年賀状を書く気持ちになれない場合は無理して年賀状を書く必要はないと私は思います。
喪中はがきで、新年のご挨拶を欠礼しても構わないと思います。
ただし、ご職業の都合とかで、やっぱり新年のご挨拶は欠礼できないということであれば、マナー通り頑張ってください。
頑張ってとしか言えないけれど、悲しみには蓋をしないで欲しいなと思います。
どちらにするか分からない場合は、上司に相談してくださいね。
また、忘れがちなのが、故人の交友関係者です。
亡くなった時にご連絡は差し上げているはずですが、急な事態ですと連絡漏れがあることも。
ですので、亡くなった方が年賀状をやり取りしていた方にも、喪中はがきはお送りしましょう。
喪中はがきを出す相手が喪中の場合は?
私より年上になってくると、親が他界するということが珍しくなくなってきます。
そうすると、こちらも相手も喪中という場合が出てきます。
この場合は、相手が喪中でも、喪中はがきを出します。
喪中はがきの目的は、
「喪中だから新年の挨拶はできないの、ごめんなさいね。挨拶はご無礼するけれど、よい年をお迎えください」と伝えることです。
だから、相手が喪中ということは関係ないです。
お悔やみの一言を添えて送るとよいかな、と思います。
どうしても気になるという方は、寒中見舞いにされるとよいかとと思います。
喪中はがきを出す時期はいつで範囲は?相手が喪中の場合はどうしたらいい?まとめ
喪中はがきは、11月初旬から12月初旬(できれば11月中)に届くように出しましょう。
あまり早すぎるのも、よくないです。
他界されたのが12月で、喪中はがきが間に合わない場合は、新年の挨拶の欠礼のお詫びを添えて寒中見舞いを送るといいですよ。
喪中はがきを出す範囲は、普段年賀状をやり取りしている相手と、亡くなった方が年賀状をやり取りしていた相手です。
相手が喪中でも、喪中はがきは送れます。
が、気になる方は、寒中見舞いにされていはいかがでしょうか。
おしまい
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