こんにちは、桃花です。
秋も深まってきた頃に、「あー、今日は冷えるな。そろそろ冬支度を本格的にしないと」と思う日があります。
そんな時期、カレンダーには立冬の文字が書かれてることに気づきませんか?
立冬とは何のことで、旬の食べ物やイベント、2019年はいついてまとめてみました。
立冬の意味と由来は?
立冬は、「りっとう」と読みます。
二十四節季の19番目の節季です。
二十四節季というのは、中国の黄河中流域で考えられたものです。
1年を24に分け、それぞれの季節の特徴を表しています。
「立」が付くのは、立春、立夏、立秋、そして立冬です。
季節の変わり目を表しています。
ということは、暦の上では、立冬から冬ということになります。
立冬は、太陽黄径が225度の時です。
太陽黄径とは、太陽の見かけ上の動きで、立春の日が0度としています。
江戸時代の『暦便覧』では、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」としています。
が、実際には、冷える日はあっても、まだ秋の気配が色濃く残っている季節でもあります。
というのも、二十四節季は、中国黄河中下流域の気候を元にしているので、日本の気候とはずれがあるのです。
日本と言っても南北に長いので、北部では立冬の時期に冬が来たと感じるかもしれません。
実際、北海道在住の友だちが言うには、9月末には東京の11月の気候だとか。
北海道で立冬の頃は、もう完全に冬ですね。
立冬はその日を指す場合もありますが、期間を表してもいます。
大体15日で、これを七十二候といいます。
立冬の次の節季、小雪までの期間です。
初候:山茶始開(つばきはじめてひらく)山茶花が咲き始める
次候:地始凍(ちはじめてこおる)大地が凍り始める
末候:金盞香(きんせんかさく)水仙の花が咲く
と、3つに分けられます。
早くに咲き始める品種の椿、山茶花、水仙はあります。
が、立冬の時期は東京ではまだ大地は凍りませんね。
現代は暖かくなってきたので、余計に実際の季節を合わなくなっているんでしょう。
立冬の時期の旬の食べ物何でイベントは?
立冬の日は、あられ・おせんべいの日です。
1985年に、全国米菓工業組合が立冬の日を「あられ・おせんべいの日」と決めました。
ちょうど、新米の季節です。
お米に親しんでもらうためでしょうか?
お米離れが進む中、お菓子業界も色々と考えますね。
立冬の時期、11月7日は、鍋の日です。
ヤマキ(カツオパックやめんつゆ、鍋のつゆで有名ですね)が、「いいなべ」というゴロに合わせて決めたそうです。
また、中国のことわざに、「立冬補冬、補嘴空」(立冬時、栄養を補給)というものがあります。
中国語では、「補」は、食物や薬で、気や身体の健康を補うという意味があります。
漢方薬に、「補中益気湯」というものがあり、体力や気力が衰えている時に処方されます。
私も、飲んでいた時期があります。
立冬を冬で補う。
つまり、冬が旬の物を沢山食べて、健康管理しましょう。ということです。
立冬の時期に旬を迎える食べ物は、
・かぼちゃ
・ほうれんそう
・ちんげんさい
・ネギ
・にら
・白菜
・大根
・カニ
・鯖
・鮭
・いくら
・牡蠣
・りんご
・柿
・ぎんなん
などがあります。
なんだか、鍋に入れるとよい具剤が並んでいますね。
中国では、立冬の時期にお肉を食べるようです。
お肉と言えば、中国北部出身の後輩が、「うちのあたりでは、子どもの頃、冬の野菜は贅沢品だった。お肉の方が安かった」と言ってました。
中国北部はロシア国境近くになるので、冬には野菜が採れなかったんですね。
今と違い、彼が子どもの頃はまだ流通も発達していなくて、野菜は貴重品だったんでしょう。
それで、体力を補うために、お肉を積極的に摂るようにしたのかもしれません。
中国からの留学生を見ていると、内臓をよく食べていました。
日本人が考えるより、お肉のバラエティーが豊かだと感じました。
イベントは、やっと紅葉の時期になります。
街中でも、見頃を迎えます。
2019年の立冬はいつ?
2019年の立冬の日は、11月8日です。
立冬の期間は、小雪までの、11月8日から11月21日までです。
立冬の日は、2031年までは、西暦を4で割って、
余りが3なら、8日。
それ以外は、7日です。
立冬の意味と由来は?旬の食べ物は何でイベントは?2019年はいつ?のまとめ
暦の上では、立冬からは冬となります。
立冬の日は、あられ・おせんべいの日です。
また、11月7日は、鍋の日です。
2019年の立冬の日は、11月8日。
立冬の期間は、11月8日から21日です。
そろそろ紅葉も見頃になてくる時期でもあり、また、朝晩の寒暖差や日による寒暖差が激しい時期です。
温かいお鍋を食べて、冬本番に備えましょう。
おしまい
コメント