処暑2019年はいつで意味と何をして過ごし何を食べる?

秋の行事
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こんにちは、桃花です。

8月の季節を表す言葉には、立秋と処暑があります。

立秋はニュースでも「暦の上ではもう秋ですが」などと言って取り上げられることも多いですが、処暑は聞きなれない言葉ですね。

でも、処暑って、ある重要な日なんです。

今日は、2019年の処暑がいつで、意味と、何をして過ごし何を食べる時期なのかをまとめてみました。

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2019年の処暑はいつ?

2019年の処暑は、8月23日(金)です。

処暑は、処暑の日から次に二十四節季の白露までの期間を指すこともあるので、

期間は、8月23日(金)から9月7日(土)までになります。

二十四節季と七十二候のところでお話したように、一つの節季は3つの候に分かれています。

処暑の場合の七十二候は、次のようになります。

・初候

綿柎開(わたのはなしべひらく)8月23日から8月27日頃

・次候

天地始粛(てんちはじめてさむし)8月28日から9月1日頃

・末候

禾乃登(こくものすなわちみのる)9月2日から9月6日頃

それぞれの詳しい意味は、後ほどお話します。

2020年以降の処暑の日は、

2020年 8月22日

2021年 8月22日

2022年 8月23日

2023年 8月23日

2024年 8月22日

2025年 8月22日

となっています。

処暑の意味は?

処暑の意味は、「暑さが峠を越えて後退し始めるころ」、「暑さがやわらぐ頃」です。

8月の終わりは、日中はまだまだ暑いですが、朝夕は少しだけ「あ、涼しいかも」という日が増えてきます。

まあ、それに騙されると、9月に入って残暑に苦しむことになるんですがね。

でも、まさに夏の暑さ、「盛夏」という感じではなくなってきます。

私は子どもの頃、夏休みの終わりのこの時期、いつも「あー、夏が終わりかけている」と寂しく思ったものです。

夏は暑いし、動くのはだるいし、食べ物はすぐに腐るし。

で、嫌いな人が多いけれど、私は夏が好きです。

2019年の夏は、一人暮らしになったので、初めてクーラーを付けて寝ています。

それに、東向きなので午前中に恐ろしく暑くて、エアコンなしではいられません。

一瞬、夏嫌いかも。とも思いましたが、セミの声を聞きながら、やっぱり夏はいいねーと思っています。

何がいいって、洗濯物がよく乾くし、掛け布団は少なくていいし、衣類も沢山着なくていいから肩も凝らないし。

あ、話がそれました。

処暑の時期になると、秋の気配がだんだんと感じられるようになります。

天文学的にはどんな日なんでしょうか。

今の二十四節季は、太陽が空のどこにあるかで計算されています。

春分点(黄度0度)に太陽が重なると春分、

黄度90度太陽が重なると夏至、

黄度180度に太陽が重なると秋分、

黄度270度の太陽が重なると冬至です。

処暑は、この黄度150度と重なる時間を含む日のことです。

先ほど書いた七十二候の説明もしますね。

綿柎開(わたのはなしべひらく)

綿の花のガクが開いて、中から綿が顔を出す時期です。

今でこそ、一番身近な木綿です。

しかし、長らく輸入品だったので、木綿は高級品でした。

江戸時代に栽培が急速に拡大され、一般的な繊維素材になっていきました。

江戸以前の庶民は、麻を着ていました。

麻も、長い期間着て古くなると、繊維がほぐれて意外と温かいんですよ。

木綿やウールほどではありませんが、まあ、通年着られなくもない感じです。

江戸時代、木綿は爆発的な人気を博したようです。

贅沢禁止令が出されたので、お金がどんなにあっても庶民は絹を着ることができなくなりました。

そこで、木綿に上等な染料(紅花など)で染め、刺繍をしたりして、とても豪華な着物にしていたんです。

しかも、表から見えるとおとがめがあるので、裏地にこっそりとです。

今でも、紬(どんなに高価でも普段着扱い)の着物に紅色の裏地(八掛)を合わせることがありますが、その名残でしょうか。

天地始粛(てんちはじめてさむし)

ようやく暑さが鎮まる時期です。

8月の末頃になると、子どもの夏休みも終わりに近づき、日も短くなり、夏の終わりという感じになります。

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日中はまだ暑く、朝夕に少し涼しい感じがし始めます。

暑さが戻ってきたりで、「暑いの、涼しいの、どっちなん?」と言いたくなる日が続きます。

禾乃登(こくものすなわちみのる)

稲が実ってくる時期です。

禾(のぎ)というのは、稲や麦などのイネ科の植物の先っぽの針状の尖った部分のことです。

漢字では、「のぎへん」ですね。

稲だけでなく、麦や粟、ヒエなどの穀物全般や栗などの実る時期と言えます。

1年で一番、収穫祈願の気持ちが強くなる時期ですね。

そして、台風が多いので、気が気ではない時期でもあります。

処暑には何をして過ごし何を食べる?

処暑には、何をして過ごすということは特にありません。

ただ、処暑の日は、

二百十日(立春から数えて210日目、9月1日頃)

二百二十日(立春から数えて220日目、9月11日頃)

と合わせて、台風がよく来る「台風の特異日」です。

処暑の時期には、台風がよく上陸します。

9月1日が防災の日であることも含めて、防災用品の確認をするのによいタイミングだと思います。

私が小学4年生の時、地元に大きな台風が接近しました。

近所の川が下流で決壊したくらいの、強い大きな台風でした。

それで、停電してしまったんです。

母が、炊飯ジャーのまだ温かいご飯でおにぎりを作ってくれたのを覚えています。

私が、台風が近くに来るから、備蓄の食べ物を用意しないとダメだ。

と言っても、うちは食べ物屋(喫茶店)だから、缶詰とか沢山あるし大丈夫だと取り合ってもらえませんでした。

当時と違い、今はフリーズドライの食糧や、長期保存用のペットボトルのお水が手に入りやすくなりました。

ラジオと兼ねた、手で回して発電できる懐中電灯があります。

最初から揃ったものもあるので、活用したいですね。

また、8月の終わりころから、夏の疲れが出始めます。

熱帯夜が続くと、寝不足になるんですよね。

冷房病(クーラー病)にもなりがちで、冷えが体に入り込みますし。

ゆっくり浴槽につかりたい季節です。

うちはユニットバスなので、湯船につかるのは難しいです。

せめて、足湯でもします。

はあああ、湯船につかりたい。

近所に銭湯でもあれば行くのですが、無いんですよね。

銭湯に行ける方は、銭湯がいいですよ。

脱衣所には冷房がかかっているので、お風呂に入って火照った身体をしっかり冷ますことができるので、

しっかり温まりつつも、寝る前までには身体を冷ましておくことができます。

夏バテで食欲も落ちてきている時期、そろそろサンマが出回り始めます。

今は冷凍のサンマが一年中ありますが、やっぱりサンマは秋ですね。

大根おろしに、スダチを絞って食べると最高です。

レモンじゃなくて、スダチの方が美味しく感じます。

ところで、スダチが沢山手に入ったので、スダチ湯をしたことがあります。

みかんや柚と同じで、身体が温まると思ったんですよね。

結果は、冷え冷えになりました。

スダチには、身体を冷やす効果があるようです。

あとは、秋ナスも美味しい季節になりますね。

立秋の時にもお話しましたが、ナスは水分を沢山含んでいます。

身体の水分補給にぴったりです。

盛りは過ぎますが、キュウリやトマトやスイカも、まだまだ時期の食べ物です。

こちらも、水分が多くて体を冷やす作用があるので、積極的に摂りたいですね。

秋に向けて、梨のシーズンもやってきます。

梨も、同じく水分が多くて、身体を冷やしてくれます。

時期の野菜や果物を沢山食べて、夏の最後を乗り切りましょう!

9月の入ると、早生のリンゴが出回り始めます。

お腹の調子の悪い方は、リンゴもおすすめです。

処暑2019年はいつで意味と何をして過ごし何を食べる?のまとめ

2019年の処暑は、8月23日(金)です。

処暑の期間は、8月23日(金)から9月7日(土)までになります。

処暑は、台風の多い「台風の特異日」です。

台風の多い時期なので、防災用品を揃えたり、手入れをするのによい時期です。

また、夏の疲れが出てくる時期でもあります。

水分の多いものや消化の良いものを食べて、しっかり湯船につかり、元気に秋を迎えましょう!

おしまい

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