アロマテラピー(アロマセラピー)が好きな方なら、誰でも知っている、愛用しているエッセンシャル(精油)にラベンダーがありますね。
手作り石けんで有名な前田京子さんも、ひとつだけ選ぶならラベンダーと言ってらっしゃいます。
私も同感です。
そんなラベンダー、育ててみたいなーと思って、実際に育てたことがあります。
その経験と初心者さんに育てやすい種類について、まとめてみました。
ちょっと難しい学名が出てきますが、どうかお付き合いください。
ラベンダーの種類については、4種類とか5種類とか、色々な説があります。
が、科学的には大きく3種類です。
ラヴァンドラ(Lavandula)の仲間
コモンラベンダー(イングリッシュラベンダー、真正ラベンダー、トゥルーラベンダー)
最もラベンダーらしい香りがします。
エッセンシャルオイルは、主にこの種類から作られています。
学名を、「Lavandula angustifolia」といいます。
学名をご紹介する理由は、苗を購入する時に、どの系統の種類の品種を判断してもらうためです。
例えば、北海道でよく栽培されている「おかむらさき」ですと、学名が、「Lavandula angustifolia ‘okamurasaki’ 」です。
これを見ると、おかむらさきは、コモンラベンダーの系統なんだなということがわかります。
苗を購入する際に、これは非常に便利ですので、知っておくとよいと思います。
原産は、南フランスのプロバンス地方です。
現地の乾燥した気候に適したものなので、高温多湿にはめっぽう弱くて、乾燥と寒さには強いです。
日本では、北海道くらいしかラベンダー畑が有名でないのは、この系統のラベンダーは梅雨と日本の夏の湿気の多さが苦手だからです。
また、いくら寒さに強いとはいえ、マイナス20度なんかになる北欧では育ちません。
高地で育つものほど、よいエッセンシャルオイルが取れます。
でも、ラベンダーってすぐに自然に交配してしまうんですよね。
ですので、純粋なコモンラベンダーは貴重です。
ところで、なぜ、このコモンラベンダー。
原産がフランスなのに、イングリッシュラベンダーと言われたりするんでしょうか?
私が思うにですが。
ラベンダーのエッセンシャルオイルを初期に持ち込んだ会社がイギリスのメーカーだったからなのではないか。
と推察します。
スパイクラベンダー
コモンラベンダーより、少しシャープな香りがします。
こちらからもエッセンシャルオイルは作られています。
花は、少し灰色っぽいです。
まさにラベンダーという色を想像していると、ちょっとがっかりするかもしれないですね。
花1キロに対して、コモンラベンダーよりも沢山のエッセンシャルオイルが取れるので、安価です。
私は、このシャープさも好きで、持っています。
少しすっきりしたい気持ちの時には、こちらを使っています。
ポルトガル原産で、学名は、「Lavandula latifolia 」です。
暑さに強いので、関東以西でも育てやすいです。
が、苗が売られているのを見たことがありません。
ウーリーラベンダー
あまり有名ではありません。
産毛みたいなのに覆われていて、かなりシャープな香りがするそうです。
私は実際には見たことがないです。
スペイン南部の山地が原産で、学名は、「Lavandula lanata 」です。
交雑種 ラバンジン
ラバンディンとも呼ばれます。
コモンラベンダーとスパイクラベンダーの交配でできたものです。
これこそ、日本でも育てやすいラベンダーです。
耐寒性もあり、高温多湿にも耐えます。
関東以西の気候にも耐えます。
丈夫で花も沢山咲きます。
私のものは灰色っぽい紫でしたが、品種改良が進めば、きれいな紫のものも出てくるかもしれませんね。
エッセンシャルオイルは、スパイクラベンダーよりもさらに沢山取れます。
学名は、「Lavandula x intermedia」です。
交雑種 デンタータ
「デンタータ」はラテン語で「歯のような」という意味です。
葉っぱが、本当に歯のようにギザギザです。
花は、春と秋に楽しめます。
また、紫で香りも強いです。
耐寒性もあり、高温多湿にも耐えます。
関東以西の気候にも耐えます。
こちらも、日本で育てやすいラベンダーです。
学名は、「Lavandula dentata L.」です。
交雑種 ストエカス
通称は、フレンチラベンダーです。
ウサギの耳のようなものがついた花が特徴的な、かわいらしいラベンダーです。
香りは薄いです。
暑さには強いですが、寒さにはちょっと弱いです。
関東以西でしたら地植えでも大丈夫です。
寒い地方での冬越しには対策が必要とも言われますが、私は降雪地帯での見事な地植えをみたことがあります。
意外と、寒くても平気なのかもしれません。
学名は、「Lavandula stoechas L.」です。
交雑集 スパニッシュラベンダー
これも有名ではありません。
1から3ミリの花を沢山つけます。
全体にシャープな香りがして、産毛に覆われています。
寒さには弱くて、暑さには強いです。
学名は、「Lavandula pedunculata Mill.(Cav.)」です。
ファブリカ(Fabricia)の仲間
プテロストエカス
通称は、レースラベンダーです。
切り込みの入った美しい葉が特徴的です。
寒さには弱いので、平地でも地植えは無理です。
鉢植えにして、冬は日当たりのよい室内で育てましょう。
ラベンダーという香りはしないようです。
学名は、「Lavandula multifida」です。
この系統には他に、
カナリーラベンダー、学名「Lavandula canariensis Mill.」。
ピナータラベンダー、学名「Lavandula pinnata L.」
があります。
ピナータラベンダーは、シダのような葉っぱで、人気があります。
その他
スブヌダ、カエトスタシス、ハシケンセスという種類があります。
サバウディア(Sabaudia)の仲間
サバウディアという種類があります。
まとめ
学名、ムズっと思われた方、ごめんなさい。
でも、知っておいて損はないので。。。
北海道や高原など、涼しい気候でしたら、ぜひコモンラベンダーを育ててみてください。
東北や北陸でも、育てられる気がします。
実際に、元気な大株の地植えを見たことがあります。
一番、ラベンダーらしい花と香りが楽しめます。
関東以西の方は、ラバンジン、デンタータ、ストエカスがおすすめです。
レースラベンダーは、冬は室内ですので、どこでも楽しめますね。
次回は、育て方について調べてきます。
ラベンダーの苗と土と鉢の選び方は?初心者はどうしたらいいの?
へ続きます。
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