喪中はがき喪中メールの返事は必要?寒中見舞い喪中見舞い年始状の例文

冬の行事
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12月になると、喪中はがきや喪中メールをいただくことがあります。

年賀欠礼のあいさつが書かれていますが、自分はどう対応したらいいのか迷うところです。

今回は、喪中はがきや喪中メールに返事は必要なのかと、寒中見舞い、喪中見舞い、年始状の例文をまとめてみました。

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喪中はがきの返事は必要?

喪中はがきは、喪中なので年始のあいさつはできませんという年賀欠礼のあいさつ(年賀欠礼状)です。

相手の方が、新年のあいさつができないということなので、年賀状を送っても構わないとも言われています。

でも、心情的に、こちらの慶事などの近況が書かれた年賀状を送るのは気が引けますね。

では、どうしたらいいんでしょう。

実は、喪中はがきの返事は必ずしも必要ではなく、返事をしないという人も多いです。

実際、私も、喪中はがきをいただい時に、返事をしなかったことが多いです。

返事をしなかったからといって、失礼にはあたりません。

が、次に挙げるような方法で返事を送ると、丁寧な感じはします。

私は、喪中はがきに返事をいただいて、嬉しかったし、励まされました。

喪中はがきの返事文例:寒中見舞い、喪中見舞い、年始状

喪中はがきの返事をする方法には、3つあります。

・寒中見舞い

・喪中見舞い

・年始状

それぞれ、どのようなものなのか、例文を交えて説明します。

こちらの慶事や近況報告は書かず、こうした相手を気遣う文を書いて送ります。

句読点は使いません。

また、家族写真などは使わないように、配慮しましょう。

寒中見舞い

喪中はがきの返事として、最も一般的です。

本来の意味は、寒さが一番厳しい時期に、相手の体調などを気づかうためのものです。

寒中見舞いが出せるのは、寒の入りから節分まで。

実際には松の内は年賀状を出しますので、1月8日から(関西では1月16日から)出すことができます。

喪中はがきの返事として一番知られているので、無難ではあります。

が、喪中はがきをもらってから寒中見舞いを送るまでに、間が空いてしまうが欠点です。

はがきは、普通のものを使用します。

相手の不幸を知っていた場合の例文)

寒中お見舞い申し上げます

ご服喪中のことと存じ

新年のご挨拶は遠慮させていただきましたが

皆さまおかがお過ごしでしょうか

寒さ厳しき折り どうぞご自愛くださいませ

相手の不幸を知らなかった場合の例文)

寒中お見舞い申し上げます

お父様のご逝去のこと 存じ上げず失礼いたしました

お許しくださいませ

お父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます

まだお気持ちがいえないままかと存じます

例年より寒さが厳しいようですので ご自愛くださいませ

喪中見舞い

喪中はがきが届いて、すぐに喪中見舞いとして返事を出した方がいいのは、

・喪中はがきで、初めて相手のご不幸を知った時

・すでに年賀状を出してしまった時

・寒中見舞いを出すよりも前に会う場合

です。

はがきは、切手の部分が胡蝶蘭の通常はがきを使います。

相手の不幸を知っていた場合の例文)

喪中見舞い申し上げます

ご丁寧なあいさつ状をいただきありがとうございます

まだお気持ちの整理がつかず

悲しみはいえないままかと存じます

どうかお身体をお大事になさってくださいませ

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相手の不幸を知らなかった場合の例文)

喪中お見舞い申し上げます

ご丁寧なあいさつ状をいただきありがとうございます

お手紙をいただき はじめてお父様のご逝去のことを知りました

お悔やみも申し上げず失礼いたしましたことをお許しくださいませ

遅ればせながら お父様のご冥福をお祈り申し上げます

お気落ちされているかと存じますが 

お身体にお気をつけくださいませ

健やかな新年をお迎えになられることを 心よりお祈り申し上げます

すでに年賀状を出してしまった場合の例文)

喪中お見舞い申し上げます

ご丁寧なあいさつ状をいただきありがとうございます

お父様のご逝去のこと 存じ上げず申し訳ありませんでした

失礼をお許しください

お悔やみ申し上げますとともに ご冥福をお祈り申し上げます

実は先日 年賀状を投函してしましました

年賀状を受け取られて お悲しみが増すことがないとよいのですが

誠に申し訳なく思っております お許しください

どうぞ お身体を大切になさって 新しい年をお迎えになられることを願っております

年始状

年始状は、東日本大震災の後に、年賀状を送ったり送られたりするのは辛い。

という状況の中、新年の近況報告をするためのものとして広まったものです。

このため、寒中見舞いより自由度が高いと言われますが、相手が喪中の場合は別です。

やはり、慶事の報告などは避けるべきです。

年始状を出すのは、

・年が明けてすぐに顔を合わす人

に宛てて書くとよいですよ。

出す時期は、1月1日以降の1月7日(関西では1月15日)までの松の内に届くようにです。

年賀はがきではない、普通の葉書を使います。

相手は、悲しくて喪に服されているので、「おめでとう」、「賀正」、「謹賀」などの言葉は使いません。

例文)

新年のご挨拶を申し上げます

今年は静かな新年をお迎えのことと存じます

お父様のご冥福を心よりお祈りいたしております

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

喪中メールの返事は必要?文例は?

最近は、メールやLINEで喪中を知る場合もあります。

返事は不要と書かれていても、喪中メールやLINEの場合は、すぐに返事を送りましょう。

件名:喪中お見舞い申し上げます

本文:

ご丁寧なあいさつ状をいただきありがとうございます

ご服喪中とのことですので新年のあいさつは控えさせていただきます

お父様のご逝去 お心落ちされているかと存じます

心よりお悔やみ申し上げます

お身体にお気をつけくださいませ

お忙しでしょうから返信は不要です

喪中はがき喪中メールの返事は必要?寒中見舞い喪中見舞い年始状の例文のまとめ

喪中はがきの返事は、書かなくても失礼には当たりません。

書く場合は、

12月中:喪中見舞い

松の内(1月1日から7日まで、関西では15日まで):年始状

松の内を過ぎてから(1月8日以降、関西では1月16日以降で節分まで):寒中見舞い

を出します。

訃報を知らなかった場合や、年賀状をすでに出してしまった場合は、なるべくすぐに喪中見舞いを書くとよいのではないかと思います。

年明けすぐに合う予定がある人には、年始状を書くと丁寧です。

いずれにしても、慶事などの近況報告は書かずに、相手の気持ちを思いやるようにしましょう。

おしまい

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