こんにちは、桃花です。
6月といえば、父の日ですね。
でも、どこのデパートへ行っても、どこの商業施設へ行っても、母の日ほどは売り場が華やかではないと感じるのは私だけでしょうか。
父の日は、母の日と比べると、ちょっと影が薄いですね。
今回は、父の日について調べてみました。
2019年父の日はいつ?父の日は祝日なの?
2019年の父の日は、6月16日(日)です。
毎年、6月の第3日曜日です。
ところで、父の日が祝日なのか気になって調べてみました。
父の日は、国民の祝日ではありませんでした。
母の日も、国民の祝日ではありません。
どうしてなのか、気になりました。
そもそも、国民の祝日は、国民の祝日に関する法律(祝日法)で決まっています。
祝日法が1948年(昭和23年)にできる前は、祝日と祭日に分かれていました。
祝日は、歴史的な出来事などを記念する日です。例えば、5月3日の憲法記念日や10月の体育の日ですね。
祭日は、皇室で宗教上の儀式が行われる日です。
祝日法ができたことで、祝日と祭日は、まとめて祝日となりました。
父の日は、このどちらにも該当しないので、国民の祝日ではありません。
もともとはアメリカからきた風習ですし、クリスマスやハロウィンみたいなものです。
日本の国民の祝日には、馴染まない気がします。
日本では、父の日は商業的な意味も強いですしね。
国民の祝日でもないし、商業的な意味も強いですが、父の日は日ごろなかなか言えない感謝の気持ちを言えるいい機会です。
せっかくの父の日なので、何かしたいですよね。
私も、その一人です。
父の日はいつから?由来は?
アメリカに、ソノラ・スマート・ドッドという女性がいました。
ソノラの母親は、ソノラが16歳の時に他界しており、父は6人の子どもを苦労して男で一つで育ててくれたそうです。
ソノラは、1908年に、母の日の礼拝が行われたことを知ります。
そして、母の日があるのなら父の日があってもいいのではと思いました。
そこで、教会に頼んで、ソノラの父親の誕生月に、父親に感謝をする礼拝をしてもらったことがきっかけです。
この日が、6月の第3日曜日(1909年6月19日)だったことから、父の日は6月の第3日曜日になりました。
実は、アメリカで父の日が正式に国の記念日になったのは1972年のことです。
なんと、63年もかかっています。
母の日は、1907年に呼びかけが始まり、1914年にアメリカの記念日となりました。
母の日は、たった7年での制定です。
父の日の制定にいかに時間がかかったかがわかりますね。
ここで、父の日制定までの流れを見ていきます。
1909年に、ソノラが父に感謝するミサを上げてもらいました。
1916年に、第28代アメリカ大統領のウッドロー・ウィルソンが、父の日の演説を行い、世間に知れるようになりました。
1926年に、ニューヨークで、ナショナルファーザーズ・デイコミッティが作られました。
1966年に、第36代アメリカ大統領のリンドン・ジョンソンが大統領令を出し、6月の第3日曜日を父の日に定めました。
1972年、ようやく6月の第3日曜日が父の日として制定されて、国民の祝日になりました。
日本では、戦後1950年(昭和25年)頃から、父の日が広まりを見せ始めました。
しかし、今でさえ「父の日っていつ?」という人が多いので、当時は知る人も少なかったかもしれません。
父の日が急速に広まったのは、1980年代だと言われています。
今でいう、ハロウィンやイースターのようなノリだったんでしょうか。
私は、1966年生まれですが、子どもの頃から父の日が6月だというのは知っていました。
幼稚園や小学校で描いた父の顔をプレゼントしました。
幼稚園や小学校で絵を描くので、父の日が6月だと知ってたんですね。
でも、父の日が6月のいつなのかまでは知りませんでした。
父の日が6月の第3日曜日だと知ったのは、ここ数年のことです。
母の日には、弟とおこずかいを出し合ってケーキを買ったりしたのに、父の日は何もしなかったです。
せめて、肩たたき券でもあげればよかったです。
孝行したい時に親はなしです。
せめて、義父(母の再婚相手)にくらいは親孝行したいです。
父の日に黄色いバラを送るのはなぜ?
まだあまり知られていませんが、日本では父の日に黄色いバラを贈るという習慣が、花屋さんを中心に広がりつつあります。
なぜ、父の日に黄色いバラなのでしょうか。
それは、ソノラが、父の墓に白いバラを供えたことに由来します。
アメリカでは、母の日のカーネーションのように、存命中の父親には赤いバラを、亡くなった父親には白いバラを贈る習慣があります。
ではなぜ、日本では父の日に黄色のバラなのか?
理由は、日本ファーザーズ・ディ委員会(1981年設立)の、「父の日の黄色いリボンキャンペーン」に関係します。
このキャンペーンに黄色いリボンが使われ、それ以来、父の日=黄色というイメージが広がりました。
黄色が使われた理由は、イギリスで黄色が身を守る色とされているからだと言われています。
また、日本では、黄色に幸せや元気といったイメージがありますよね。
そして、父の日にバラを送るアメリカの風習と黄色い色というイメージが合わさって、黄色いバラを贈るようになったのです。
黄色いバラの花言葉は、嫉妬、薄れゆく愛、献身、あなたを愛しています、友情です。
ずいぶんと相反する意味があり、一般的には黄色のバラの花言葉にはいいイメージがありません。
そこで、父の日に黄色のバラを送る時には、黄色のバラの由来やよい花言葉を添えておくるといいなと思います。
2019年父の日がいつで由来と黄色いバラを送る理由のまとめ
今年の父の日は、6月16日(日)です。
父の日は、母の日があるなら父の日があってもよいのではと考えた、1909年にアメリカのソノラという女性の呼びかけから始まりました。
父の日が、アメリカの正式な記念日に制定されたのは、1972年のことです。
日本では、1980年代ごろに、急速に広がりを見せました。
父の日に黄色いバラを送る習慣は、日本独自のものです。
日本ファーザーズ・ディ委員会(1981年設立)の、「父の日の黄色いリボンキャンペーン」で、黄色のリボンが使われたことから、父の日=黄色というイメージになりました。
まだ父の日に黄色のバラを送る習慣は浸透していないので、送る時には由来や花言葉をカードにして添えるといいですね。
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