絵を描いてみたいという時に、まず浮かぶのが水彩画ではないでしょうか。
水彩画は、子どもの頃から慣れ親しんだ画材ですので、とっつきやすいですよね。
今回は、透明水彩画を実際に描くのに必要な予算と、おすすめな必要なもの、どこで買ったらいいのをまとめてみました。
透明水彩初心者の画材の予算はいくら用意すればいい?
昨日、記事にさせていただいたように、絵の具を国産にするのか、外国産にするのかで、必要な金額は変わってきます。
国産の透明水彩絵の具にした場合で、必要なものを揃えて3,000円位から。
外国産の絵の具にした場合では、6,000円位からになります。
これは、絵の具を12色セットにした場合です。
18色セットにすると、絵の具が国産の場合で4,000円位から、外国産の場合で8,500円位からになります。
透明水彩絵の具を、フリマで安く買えれば、これよりも低予算で始めることができます。
私も、フリマで絵の具を購入したことがありますが、安く買えて助かりました。
フリマでは、未使用のものと、使用された中古品が出回っています。
もちろん、お買い得なのは中古品です。
どちらの場合も、あまり古いものだと、中身が固まっている場合があります。
説明をよく読んだり、出品者さんに確かめるとよいですよ。
ただ、お買い得品は、質問したりしている間に売れてしまいます。
中身が固まっている場合は、大概は説明書きに書いてあるので、特に記載がなければ大丈夫だと思って、私は購入しています。
あとは、絵の具のチューブの仕様が変わっているので、それを目安に、新しさを確かめています。
ホルベインの場合は、銀色のチューブが新しくて、次が蓋がちょっと丸っこいもの、古いのは蓋が角張っています。
ウィンザー&ニュートンの場合は、銀色のチューブが新しいです。
最初は、フリマで中古品を購入するのが、一番安く上がります。
運があるので、こまめにチェックする必要はあります。
透明水彩初心者の画材で必要なものは?
透明水彩絵の具以外には、どんなものが必要なんでしょうか?
順番に説明していきますね。
紙
紙は、できれば透明水彩画専門のものがおすすめです。
アルシュという紙があり、とても素敵な用紙なんですが、とても高いです。
品質と価格から、ウォーターフォードをおすすめします。
最初からスケッチブックやブロックを買うと描きやすいんですが、ちょっと高いです。
そこで、1枚単位で買うとよいのではないかと思います。
世界堂で調べたら、1/4切という大きさ(38×28㎝)が2枚入って400円位でした。
最初だから、水彩専門の用紙じゃなくてもいいという場合は、
ヴィフアールか、スーパーM画がおすすめです。
水彩専門の紙と違って、描き心地が違うのと、紙が薄いので波打つのが欠点ですが、安く抑えることができます。
でも、描き心地が全然違うので、一回は透明水彩の専門の紙を使ってみて欲しいなと思います。
私も、最初はヴィフアールを使っていて、ウォーターフォードを初めて使った時に、絵の具の発色の良さに驚きました。
同じ絵の具を使っていても、発色が全然違うんです!
技法書にある水彩画の技法も問題なく使えるので、紙のばら売りで試すのは本当におすすめします。
筆
筆は、天然毛のコリンスキーでできたものが最高だと言われています。
めちゃくちゃ高いです。
初心者は、ナイロン毛でできたもので十分だと思います。
コリンスキー以外の天然毛は、色を塗った時に形が崩れやすいので、品質のよいナイロン毛の方が使いやすい気がします。
おすすめは、ホルベインのパラリセーブル6号筆350R、定価1,000円位、世界堂で900円位。
または、350Rの軸が短いシリーズの31R6号筆、定価700円位、世界堂で600円位です。
ナイロン毛のものは、水含みが悪いと言われています。
が、こちらは、水含みもそう悪くないと感じました。
絵の大きさによっては、6号だと細い感じになるかもしれません、
ただ、私は6号は基本の太さのような気がします。
パレット
パレットには、金属製のものと、プラスチック製のものがあります。
最初は、100均のもので十分です。
なぜならば、パレットは仕上がりにあまり関係ないからです。
もちろん、金属製の方が機能はまさっています。
でも、2,000円くらいするので、それだったら、他に予算を回した方がいいと思います。
水入れ
あえて買う必要は、ありません。
ジャムの空き瓶や、使わなくなったマグカップで十分です。
マグカップを使う場合は、筆を洗ったマグカップでは、絶対に飲み物を飲まないでくださいね。
絵の具には、重金属や防腐剤など、危険なものが含まれます。
マグカップに染みつく可能性があるので、気をつけてください。
私は、ジャムやはちみつの空き瓶を使っています。
外で描く場合は、キャップ付きのコーヒーのアルミ缶がおすすめです。
水を持って行ったり、廃液を持って帰るのに便利です。
2つ持って行くと、水がきれいな状態が長く続きますよ。
筆入れ
自宅でしか描かない場合は、特に必要ないと思います。
野外スケッチをする場合には、必要になります。
プラスチックの筒か、お習字の筆を巻くようなもののどちらかになります。
自作される方もいるようです。
鉛筆
下絵を描くのに必要です。
私は、三菱のハイユニのHBを使っています。
他には、ステッドラー、ファーバーカステル、トンボなどがあります。
三菱は茶色っぽい黒で、ステッドラーは青っぽい黒、ファーバーカステルは芯が固めな気がします。
三菱は、さすがのジャパンメイドだけあって、品質のばらつきがないです。
最初は、普通の事務用の鉛筆で十分です。
透明水彩初心者の画材はどこで買えばいい?
実際に、画材をどこで買うのか悩むところです。
近所に画材屋さんがあれば、そこで買うのがいいと思います。
初心者だと言えば、何かと相談にのってもらえます。
私は引っ越しが多くて、色んな画材屋さんに行ったことがあります。
画材屋さんそれぞれに、こだわりがあって、色んなアドバイスが聞けて楽しかったです。
でも、画材屋さんて、都市部にしかなかったりするんですよね。
そんな時には、通販しか方法がありません。
通販も、実店舗があるお店と、通販のみのお店があります。
どちらの場合も、電話で気軽に相談できるお店で購入されるといいと思います。
技法書には書かれていない生の情報が聞けるし、店員さん自身も絵を描かれていることが多いので、アドバイスも的確だと感じます。
私は、画材屋さんへ行くと楽しくてテンションが上がってしまい、つい財布のひもがゆるくなってしまいます。
画材屋さんは、とにかく楽しいです♪
透明水彩初心者の画材の予算とおすすめな必要なものと買う場所は?まとめ
透明水彩を始めるのに必要な予算は、3,000円位からです。
絵の具を18色セットにすると、4,000円くらいからです。
絵の具は、12色セットよりは18色セットがおすすめです。
フリマを使うと、絵の具が割安で手に入るので、これよりも低予算で始めることができます。
フリマの場合は、絵の具がチューブの中で固まっていないことを確認しましょうね。
必要なものは、絵の具の他に、紙、筆、パレット、鉛筆です。
屋外で描かれる場合は、筆入れも必要です。
購入は、できれば画材屋さんで。
無理なら、気軽に相談にのってもらえるお店の通販がいいと思います。
おしまい
※参考記事
透明水彩初心者におすすめな色数とメーカー5選は?実際に使用してみた感想
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