私が別居をして部屋を探し始めた時、保証人がいませんでした。
保証人候補が、保証人なしでも借りられる部屋があるはずだから、その中から探すように言っていたからです。
はたして、保証人なしで無職が部屋を借りることは可能なのしょうか。
保証人無しで部屋を借りることの難しさ
大手の一括空室問い合わせサイトを見ると、条件設定の中に、「保証人なし」という項目があります。
また、「保証人なし、アパート」などと検索すると、大手の一括空室問い合わせサイトが沢山見つかります。
これだけを見ると、保証人なしでも部屋を借りられそうです。
でも、その多くは、仕事をしている場合に限られると考えてよいでしょう。
多くは、と申し上げたのは、「0」ではなかったからです。
そもそも、保証人は何のために必要なのでしょう。
借主が家賃を滞納した時に、代わりに払ってもらうためです。
ここで、世間一般には保証人と呼ばれていますが、実は連帯保証人であるという説明をします。
ただの保証人の場合は、借主が家賃を滞納した場合に、先に借主に請求してくださいということができます。
しかし、連帯保証人の場合は、それができません。
借主に支払能力があっても、先に連帯保証人のところへ請求が行く場合もあります。
こうしたことから、賃貸の保証人(正確には連帯保証人)の成り手を探すのが難しくなるわけです。
保証人がいない場合は、保証会社を使うことになります。
この場合は、最初にいくらか払い、その後は払わなくてよい場合や、家賃の何パーセントかを払う場合などがあります。
保証人がいない無職ですと、この保証会社の審査に通らないのです。
そこで、部屋を借りることがとても難しくなるわけです。
保証人がいない無職でも部屋は紹介してもらえる
私が部屋を探したのは、そんなに大きくはない都市です。
ですので、街はずれに行くと探しやすいのではないかと思い、行ってみました。
この時に対応して下さった営業担当の方は、とても親身になって下さいました。
最初は、やはり、その条件では見つかりませんでした。
でも、何度も何度も検索をしてくださって、ようやく一物件を紹介してもらえることになりました。
そのお部屋は、かなり街はずれの、駅からは遠い物件でした。
どんな方が住んでいるのかを聞くと、近隣の観光地で働く方、特に旅館関係の方が多いと言われました。
なるほど。
そうした方は、地方から出てこられて、仕事がない状態から部屋を探される場合も多いのでしょう。
そうした事情から、この物件は保証人なしの無職でも住めるのだなと思いました。
私が即決できなかったのは、自分が仕事に行くことを考えると、遠すぎると思ったからです。
このあたりで仕事を探せたらいいなという場所がざっくりとあり、アクセスが悪すぎました。
この営業担当の方は、その後、無事にお部屋は決まりましたかという連絡も下さいました。
この方から借りたかったです。
が、遠すぎました。
街はずれでもよいと思ったのですが、限度があると思いました。
東京近郊ですと、交通網が発達しているので、距離的に遠くても、地方ほどはアクセスが悪いとは感じないかもしれません。
でも、私が部屋探しをしたのは地方都市です。
長らく仕事から遠ざかっていたので、体力や精神力にも自信がありません。
せめて、仕事がありそうな場所へのアクセスがそこそこ良い場所にしようと思いました。
ただ、これは、実際に行ってみてわかったことです。
行く前は、街はずれでも通えると思っていました。
実際に足を運ぶことは、とても重要だと思います。
結局は、私は保証人が見つかったので、保証人なしの無職では部屋を借りていません。
でも、確実にその条件でも大丈夫な物件を紹介してもらうことはできました。
まとめ
保証人がいなくて、仕事の無い無職でも、確実に住める部屋を紹介してもらうことができました。
契約にはいたりませんでしたが、そこなら絶対に大丈夫とのことでした。
条件を変えて、あきらめずに探せば見つかるものです。
頑張ってください。
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